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今日もまったり☆だらり♪

別にどうでもいいような、franの気ままMEMO

『ごちそうさんまでの日々』

とうとう関東大震災、起こってしまいました…。
まあ、始めはかなりの混乱で震源が沼津あたりとか
思われてたようですが…。

休日に慌てた様子で上司の藤井さんがうちにやってきて、
震源が東京・神奈川あたりだという連絡が入って、
しかも東京が全滅だという。
 
悠太郎さんのそばで聞いていため以子ちゃんも驚きを隠せない。

悠太郎さんはすぐさま役所へ。
め以子ちゃんも希子ちゃんと一緒に動くものの、
どこも電話も電報も無理。
心配だけが募って、途方に暮れてしまう。
 

希子ちゃんが桜子たちがいる”うま介”に様子を聞きに行って
くれたけど、室井さんが桜子ちゃんの制止を振り切って東京に
向かってしまった。

市場でも救援物資を送るための準備がそこかしこで行われてて、
源ちゃんも忙しくしてた。
が、妊娠してるめ以子ちゃんを気遣って、希子ちゃんにぬか床を
持って帰るよう言うてくれた。
「あったら落ち着くやろ」って…。
 
ほんま、め以子ちゃんにはどこまで優しい源ちゃんですわ。

め以子ちゃんはただただ家で
何かしらの情報を待っているしかなくて…
大阪に来る時に持ってきた写真を眺めてる。
 
民ちゃん、女学校のクラスメイトや先生との写真、
家族やみんなと撮った写真…

つい余計なことも考えてしまう。
地震があったのは昼時。
お店が…、開明軒が忙しくなる時間帯。
当然、ガスはフル稼働。

 
考えたらあかん、
そんなこと、考えたらあかんで、め以子ちゃん。

向こうのことが気になって、食事もロクにとってない。
お義母さんも心配して、お饅頭を持ってきてくれてる。
が、とても食べる気にはなれない。

…と思ってたけど、そういうわけにもいかない苦笑
め以子ちゃんの気持ちとは別に、お腹の子は欲しがってる苦笑
お饅頭5つも平らげた自分をちょっと責めてはいるけど、

「お腹の子が食べたがってんねんで」
 
「お腹の子はわからへんから。ちい姉ちゃん、関係ないから」

食べるのはお母ちゃんとしての仕事やで!
あんたが食べんとその子、生きてかれへんねんで、義母から喝。
お静さんも、変われば変わるもんです苦笑
っていうか、元々ええ人よね、そういや。
ええお義母さん、やってはりますまるちゃん風

役所での仕事の途中で、悠太郎さん、救援隊に加わって
東京に行くことを知らせに帰ってきてくれて…
 
何がどうなってるのか、まったくわからない状況で
こうやって旦那様が現地に向かってくれること、
心配ではあるけど、有難かったよね。

今の時代でさえも、まともな情報が入ってこなかったりする。
この時代なら尚更…。どれだけ不安か…。

「悠太郎さん、ありがと…。ありがとうございます」
「僕も、気になるから行くんです」
 



め以子ちゃんお手製愛情いっぱいおにぎり(おむすび)
 
船の中で皆さんと召し上がれまるちゃん風

「今日は何ですか?」
「なーんでしょ!」
 

まだ夫婦になる前から、
二人だけでずっと交わしてきた合言葉。
今日も変わらず…、いつもと変わらず…、
しばらくは言えないから…。
だからいつもと同じように…。


「ほな、行ってきます」
「行ってらっしゃい。気をつけてね!」