パリでスリ集団に囲まれる… | フランス留学ブログ(アフィニティ・フランス)

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フランスに住んでからこれまで1度もスリや引ったくりに遭ったことがなかった私ですが、
昨年末、パリのオペラ大通りでスリ集団に取り囲まれるという自体に遭遇しましたダウン

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年末でバカンスに出かけるため、大きめのスーツケースを持ち、
バスから降りたところ、
耳の聞こえないふりをしながら署名を求めて来た
ロマ(ジプシー)の若い女子4~5人。

この人たちは、いつも同じ格好をして緑色の紙のファイルを持ち、
耳が聞こえるのに、聞こえないフリをしながら観光客に近づき、
観光客が署名をしている間にバッグからお財布やスマートフォンを盗むスリ集団ということは、
私も前から知っていました。
「あ~またこの人たち!」と思い、無視して逃げようとしたのですが、
大きなスーツケースを持っていた上、相手が大人数であったことから、
白昼堂々(昼の12時頃でした)大通りの歩道で取り囲まれてしまいました汗
そして、あろうことか私のバッグやらコートのポケットやらに手を入れ、
貴重品をあさってるではありませんか!!

恐怖心より怒りの方が強かった私ですが、結局大きなスーツケースを持ったまま、
何をすることもできず、ただ触らないで!とフランス語で言うしかできない状況・・・。
たまたまそこを通りかかった韓国人の男性3人と、
フランス人のマダムが体を張って彼女たちを追い払ってくれ事なきを得ました。

幸い、私のコートのポケットに入っていたのは、
旧式のフランスの携帯で、お財布もバッグの底の方に入っていたため、
無事でしたが、
真昼の人通りが多い、オペラ通りでこんな状況に遭遇するとは、
本当に驚きましたし、後で考えたらあの状況で何も盗まれなかったのは本当に幸運でした。

と、安心していたのもつかの間、
同じ日にオペラ通りのスターバックスでコーヒーを飲みながら待ち合わせをしていた私。
入り口近くのソファに座っていると、フリーペーパーを片手に、
やはりロマの10歳くらいの男の子が店内に入ってきて、キョロキョロ…。

最近子供によるスリや置き引きが多発していると聞いていた私は、すぐに自分のバッグと
スマートフォンを抱えます。
向かいに座っていたフランス人の女の子も、
「Attention votre sac!」
と他の客に注意を促し、少年は舌打ちをしながら店を出て行きました。
5分後、今度はまた別の少女が店内に来て一周。

先ほどの少年が店を出て行ったので、一安心していた店内に再び緊張が走りましたが、
幸い、誰も被害に遭わずにすみました。

最近パリではメトロの中、道で、昼夜を問わずこのような
スリや置き引き、引ったくりがはやっています。
また、スマートフォンを狙った引ったくりもおととしから多発しており、
路上で電話をしながら歩いている途中、メトロやバスでスマートフォンをいじっている途中に、
スマートフォンを奪われる事件や、
私がスターバックスで目撃したように、
レストランやカフェに誰かを捜しているように見せかけ、
子供が入り、置き引きをする事件が非常に多発しています。
1人目の子供が店を出て安心させ、2人目が窃盗を行うという例も多いようです。

犯人の多くは未成年なので逮捕されてもすぐに釈放されてしまい、
翌日からはまた窃盗を繰り返しているのです。

フランスではスマートフォンを盗まれそうになり、抵抗した女性が階段から落ちて死亡したという事件も
一昨年起こっており、
警察でも注意を喚起しています。

このような事件に巻き込まれないため、
公共の場や人ごみなどではスマートフォンは出さない見せないように、
そして貴重品の携行は最小限に抑え、
もし被害に遭ってしまった場合は、被害を最小限に抑えるためにも、
あまり抵抗はしないこと、
そしてクレジットカードなどの番号と盗難届けの際の連絡先をお財布とは別に常に携帯するようにしてください。

窃盗の場合、
海外旅行保険や留学生保険に加入していれば、
保険金が戻ってきます。(現金は戻ってきません)

せっかくのフランス滞在、楽しく過ごすために、
皆様くれぐれもご注意下さいませ・・・。

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