数年前に、パリの知り合いのビストロの食事のデザートで、森の野イチゴFraises des Bois

のデザートを初めていただとき、その清楚な見た目の可愛らしさ、森のおいしさを深くとじこめたような奥深い甘さと、甘酸っぱい中にもグリーンの爽やかさを感じるいつまでも香っていたい魅力的な味わいに出会いました。その時、その味わいと香りから、森の中のかわいらしいピュアで素敵なものに出会えたような何とも言えない嬉しさを感じました。
 
ヨーロッパでは一年のうちのある時期だけお目見えするこのイチゴ、旬の時期もあっという間で、そしてどの青果店にもあるわけではなく、いたみも早いため、美味しい野イチゴを頂けるにはいいタイミングも必要な貴重なイチゴのような気がします。お知り合いのビルトロは契約農家さんから毎年届けていただくようです。
 
そのような良いご縁で出会えた、私が幸せを感じた物事を綴っていきたいと思います。