今日は「カレンダーの日」。
太陽暦の
採用に伴い、旧暦の1872年

(明治5年)12月3日を新暦の翌73年
1月1日にしたことが由来と言う
「12月3日」の数字が、
、
、
……



と、時を刻むように見える。
今年もあっという間に師走を迎えた感が
あるが、暦を見返し、手帳を手繰ると
鮮やかによみがえる人も多いだろう。
悩みの打開を祈り続けた日々や、友との
勝利の喜びを分かち合った日のことが—。
誰もが二度と巡ってこない大切な「時」
を積み重ねている
広島市の平和祈念資料館に
「地球平和監視時計」がある。

この時計塔には、現在の時刻を示す針時計
の下に、二つのデジタル表示板がある。
上段は広島への原爆投下からの日数、
下段は最後の核実験からの日数が
表示される
被曝体験の風化防止と、核実験への牽制を
目的に建立されたと言う。
上段の数字は日々、積み重なっていくが
下段は地球の
どこかで核実験が

行われるたびにゼロに戻る。
2001年8月の設置以来
20回リセットされた
明日4日は一昨年の「3・11」から
数えて1000日目大切な人
町を失った悲しみが
リセットされることはない。
させてもならない。
一歩一歩、一日一日、平和と幸福への
「新生の歩み」を。
