〈二人〉

一番最初に戻れたらって

幾度となく願うだろう

悲しみは一度でいい

それなのに…

 

〈葛葉〉

生まれる瞬間はいつも

きれいな音が聞こえるよ

聞き逃さぬよう耳を澄ませて

 

〈叶〉

初めて会う気がしないね

ぼくの名を呼ぶその声はなぜ

いつも泣きそうに聞こえるんだろう

 

〈葛葉〉

もがき続けてここまできた

なぁ 空ってこんなに広かったっけ

 

〈二人〉

同じ願いを抱えられたら

同じ顔で笑えるかな

そんな未来くるのかな

いつの日か

 

〈叶〉

最近やっと気づいたよ

その乾いた涙の跡

知らない頃に戻りたくないのに

 

〈葛葉〉

初めて知ることばかり

【寂しい】【苦しい】涙も

隠し続けたら隣いてくれるの

 

〈叶〉

誰よりもここが落ちつくよ

ねぇ きみの隣はあったかいね

 

〈二人〉

同じ言葉を歌にのせたら

同じ夢見られるかな

いつも明日はくるかな

いつだって

 

〈葛葉〉

叶えたい祈りがあるんだよ

〈叶〉

崩れたらまたぼくをあげるよ

 

〈二人〉

同じ未来を描けるように

同じ声で奏で続けよう

一番最初を願うよりも

二人一緒の今がいいから

ぼくらはいつもここにいる

いつだって

 

 

 * *

 

 

ChroNoiR(叶・葛葉)をイメージしてみた

 

最近くろのわドはまりで 沼で

 

くろのわのオリジナル曲が好きすぎて

 

 ヘテロスタシス

 

 Geminids

 

 ブラッディ・グルービー

 

主にこの三曲をリピートしてる

 

MVもきれいだし最高だし

 

二人の関係性というか 最近知って余計はまってる

 

子どももじっと見ながら 時に体を揺らしながら聞いてる

 

そして 昨日の夜また聞きながら

 

書きたくなってすごく試行錯誤して書いた

 

いつも突発で書いてほぼ書き直すことなく完成させるけど

 

これはそれじゃダメだなって何度も書き直した

 

上の三曲はマジで聞いてほしい

 

歌がいい 声がいい 顔がいい てぇてぇ

 

アルバム出してほしい 絶対買う

 

蚊帳の外 ばんざい

 

 

水色 という曲が一番好きだった

 

昔から

 

とても独特な世界観を持っていると思っていた

 

自分と同い年で この言葉の紡ぎ方に世界観をうらやましいとも思った

 

繊細で 少し闇があって それらをきれいな声で歌うのを

 

ずっと聞いていた時期もあった

 

だから ショックだった

 

だけど 昔から詩を知っていたから

 

弱い人なのかなとか 思ったより闇が深かったのかなとか

 

いろいろ思うことはあるけれど

 

とりあえず今は 彼女を想いながら 歌を聴いている

 

バイト先で なにかのきっかけで同じ彼女を好きな人と話して

 

アルバムを借りて聞いたとき

 

やっぱりまだ闇はあって  でも昔より少し未来も見えたことがうれしくて

 

歌もうまくなっていて 相変わらず声もきれいで

 

あぁやっぱり好きだなと思ってリピして聞いていたことを覚えている

 

トラトリの曲で『心もとない』という言葉が心に残っていて

 

なぜかって 自分じゃめったに使わない言葉だったからなんだけど

 

そのあとなにかの番組に出ていたときに

 

普通に『心もとなくて…』と話していたのを聞いて

 

きれいな日本語使う人だなと思ったのも覚えている

 

ミュージカルも観に行こうと思ったけれど

 

場所や日程の問題であきらめてしまって

 

いいや また近くでやるときに行けばいいやって思った

 

彼女がほんとに近くのSCにくることもあったけど

 

仕事だったから行けなくて 悔しかったのも覚えてる

 

でも なんとしてでも 無理してでも 行けばよかったと後悔した

 

もう二度と会う機会がなくなるなんて 思わなかった

 

生であの声を 歌を 聞いてみたかった

 

もう二度と叶わないけれど

 

どうか どこへいっても ずっと歌っていてほしいと願う

 

どうか 明るい声で 明るい詩を 紡いでいてほしいと願う

 

どうか どうか 安らかに

 

約一か月半前 出産した

 

訳あって帝王切開だったけど

 

小さなかわいい女の子だった

 

今この時期だから病院の中には誰も入ってこれなくて

 

ひとりで入院してひとりで準備してひとりで出産だった

 

麻酔してだんだん足先からしびれていって

 

おなか触られてる感じはあるけど痛くはなくて 

 

でも違和感はあって不思議な感じだった

 

一番しんどかったのはおなかを押される時で

 

変なとこから声が出てた気がする

 

痛みはないけどおなかに神経が集中してたのか

 

だんだん気持ち悪くなってきて過呼吸みたいになってきて

 

意識も飛びそうになったけど

 

それに気づいた看護師さんたちが

 

「生まれたよ! 泣いてるよ! 聞こえる?」とか

 

「女の子だよ」ってそばに連れてきてくれた

 

初めて触った手はすごくあったかくて

 

意識朦朧の中 あ、生きてる… って思ったのを覚えてる

 

そのあと「ついてないから女の子だよ」っておまたを見せられた気がするけど 笑

 

おなか縫ってる間が割と長く感じてしんどかったな

 

手術室出たらそこで旦那が待っててくれたんだけど

 

看護師さんにも「旦那さんいるよ」って言われたんだけど

 

声出せなくてなんか疲れ切ってて首を縦にふるしかできなかった

 

そのまま部屋に連れていかれて動けないまま一晩 すごくつらかった

 

腰と背中が痛くて でも違う痛みやしんどさもあって

 

その日のことはあんまり覚えていないくらい

 

次の日には歩かなきゃいけなくて 痛くて起き上がるのもつらくて

 

でも二日目か三日目かに初めて子どもと対面して抱っこして

 

そのときだけは痛みを忘れられた

 

手術日から五日間お風呂入れなくて それが一番きつかった

 

お風呂に入れないことと 家族に会えないストレスがけっこうつらくて

 

初めて子どもと一晩過ごしたときよりもつらかった

 

それでもこの子がおなかにいたんだと思うとすごく不思議な気分だった

 

退院して一か月ちょっと 哺乳瓶の乳首とか ミルクの量とか おしゃぶりだとか

 

なにがダメで泣いてるのかわからなくて悲しくもなったけど

 

イライラすることはなかった

 

寝不足でほかのことにイライラすることはあったけど

 

子どもに対しては なんで? どうして? としか思わなかった

 

旦那にSOSを出したときは助けてくれるし

 

仕事中でも相変わらず返事はくれるから

 

なにかあるたび報告はしてるけど

 

帰ってくると「今日ママを困らせたらしいなー ダメだぞー」

 

って子どもに言ってるのを聞いて少し救われた気持ちになる

 

お風呂は毎日入れてくれるし ミルクもげっぷも率先してやってくれるから

 

すごく助かってて感謝しかない

 

いろいろあったけど無事に大きく育って 表情も豊かになってきてて

 

これからもっとたいへんになると思うけど

 

きちんとこの子と向き合って話して一緒に生きていけたらいいなと思う