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「日本の問題」について、大学生のリョウが考えるブログ

 我が国、日本は様々な問題を抱えています。領土問題、歴史問題、そして日本国憲法…などなど。どうすればこの国は独立することができるのか。このブログでは、現在大学生のリョウが日本の問題について考え、その問題についてどう対処すればいいのかを綴ります。

日本国憲法の虚偽




 いきなりですが、「日本国憲法は世界で唯一の平和憲法」というのは嘘です。




 ちょっと下の2つの文章を比べてみてください。





 日本国憲法第9条

 1.日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の

   発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決す

   る手段としては、永久にこれを放棄する。


 2.前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しな

   い。国の交戦権は、これを認めない。



 不戦条約第一条

 締約国ハ、国際紛争解決ノ為戦争ニ訴フルコトヲ非トシ、且其ノ相互関係二

 於テ国家ノ政策ノ手段トシテノ戦争ヲ抛棄スルコトヲ其ノ人民ノ名ニ於テ厳粛 

 ニ宣言ス





 上の文章は、ご存知日本国憲法第9条(1946年11月3日公布、1947年5月3日施行)です。




 下の文章は、1928年にフランスのパリで締結された不戦条約です。




 何かこの2つの文章、似てませんか?




 いや、まあ似てて当然なのです。パクったので。




 憲法9条というのは不戦条約第一条のパクリ条文なわけで、そんなものを世界に誇るような真似はやめましょう。恥ずかしいだけです。




 それによく言われることですが、平和主義を憲法に掲げているのは世界で日本だけというのも誤りです。世界で憲法を有している国の188ヵ国の内、158ヵ国が何らかの形で「平和主義」を標榜しています。




 たとえば、





 イタリア共和国憲法(1948年1月1日実施)第11条

 イタリアは、他国民の自由に対する攻撃としての、および国際紛争を解決する手段としての戦争を放棄し、…



 フィリピン共和国憲法(1987年2月11日発向)第2節

 フィリピン国は、国策の手段としての戦争を放棄し、



 インド憲法(1950年1月26日施行)第51条4項

 国際間の紛争を仲裁により解決するようにつとめること



 大韓民国憲法(1988年2月25日施行)第5条1

 大韓民国は、国際平和の維持に努め、侵略戦争を否認する




 などなど。



 ちなみに、日本国憲法が唯一無二な部分は、第2項に軍事放棄を掲げている点です。




 「非武装条項を掲げているのは日本が唯一。素晴らしい」




 などと言う人もいますが、事実誤認も甚だしい。




 憲法9条の原案はマッカーサーノートにあり、アメリカが当時敵国であった日本に対して軍事放棄を押し付ける理由なんて一つしかないでしょう。




 「二度と再び歯向かわせないようにする」




 これが理由です。こんなものを誇るなど、どこまで奴隷根性が備わっているのでしょうか。






誰が読んでも綺麗な言葉ほど怪しいものはない




 日本の法学者の中には、「日本国憲法を読んで、その崇高な理念に感動した」か言う人がいます。




 無知故に起こる錯覚です。日本国憲法が成立するまでの経緯を見れば、日本人であれば「腹が立つ」のが正常な反応です。歴史を知らないというのは恐ろしいことなのです。



 憲法と法律の違いはなんでしょうか。



 「名宛人が違うこと」「立法意思を巡るもの」の2つが両者の違いです。




 憲法が「守れ」と命令しているのは統治権力です。国民ではありません。法律は国民に対して「守れ」と命令しています。




 法律は何によって判断が成されるのか。条文です。法律は文面にのみ意味があります。では憲法はそもそも何によって判断が成されるのか。立憲意志です。つまり、この憲法を書いた人はどういう意図でこの文章を書いたのかにのみ本来の意味があります。





 日本国憲法の原案を書いたのはアメリカ軍です。憲法9条はマッカーサーノートが元になっています。そしてマッカーサーノートには以下のような記述があります。





 第2原則

 ・国家の主権としての戦争は廃棄される。

 ・日本は、紛争解決の手段としての戦争のみならず、自国の安全を維持する 

手段としての戦争も放棄する。

 ・日本は、その防衛と保護を、今や世界を動かしつつある崇高な理想に信頼

する。

 ・日本が陸海空軍を保有することは、将来ともに許可されることがなく、日本

軍に交戦権が与えられることもない。

(出典:「帝国憲法の真実」倉山満)






 原則に従うならば、日本に個別的自衛権はありませんし、自衛隊を持つことは違憲です(「本来であれば」の条件付きですが)。




 下の2つの文章を比べてみてください。




 日本国憲法第9条

 2.前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しな

   い。国の交戦権は、これを認めない。


 マッカーサーノート
 ・日本が陸海空軍を保有することは、将来ともに許可されることがなく、日本

  軍に交戦権が与えられることもない。





 お分かりでしょう。日本国憲法第9条2「国の交戦権は、これを認めない」という文章の意味が。誰が誰に対して認めないのか。マッカーサーが日本国に対して認めないのです。




 こんなものをありがたがっている日本人がいるなど、知れば知るほど恐ろしい話です。






「憲法9条があるおかげで、日本は平和国家だと思われている」




 「戦争だけは、何が何でも避けなければならない」という価値観が今の日本の主流です。




 しかし、僕はあえて言いたい。




 血を流す覚悟を失った民族に未来はありません。




 護憲派の中に、「憲法9条があるおかげで、日本は世界各国から平和で素晴らしい国だというふうに思われている」から改正に反対する人がいます。




 反論します。




 国際社会で生きるためには「舐められない」「謝らない」が原則です。日本は舐められています。




 北朝鮮ごときの国から拉致被害者を奪還できないのがこの国の実態です。




 アメリカのイラク戦争に真っ先に賛同しながら「我々は平和国家だ」と胸を張るのがこの国の実態です。




 「自分の命が、何よりも大事」 


 「日本が危なくなっても、逃げればいい」


 「戦争で死ぬのが怖いから、同じ民族の人を助けない」




 これでいいのか。




 国際社会でどう思われるかよりも、日本人がどういう精神を持つのかの方が重要でしょう。




 あなたはどう思われますか。