三味線ってどんなイメージだろう。
歌舞伎の伴奏? 古くさい習い事?
どちらにしても、高校生が女子にモテたいと
選ぶ楽器でもなさそうだ。
でも本当にそうか?この男のプレイを生で見たら、
三味線をバンドメンバーに加えようと思う若者が
想像できるだろう。
それほど彼の演奏は理屈抜きのワクワク感がある。
考えてみると、三味線は面白い楽器だ。
弦を弾く旋律と胴を叩く音が同時に鳴るのが三味線の音の特徴で、
弦楽器+打楽器のような楽器なのだ。
その「胴」はまさに太鼓の構造をしている。
歌で言うなら三味線はRAP。
チェロやヴァイオリンのような歌ではなく「語り」に近い。
上手いラッパーの表現と比べればその類似性に気づくはず。
楽器を弾くというより身体表現なのである。
そんな中でも、ほぼ手元を見ない史佳の三味線は、
群を抜いて身体の一部になった表現だ。
「三味線?興味ないね」と思ってたあなたも、
まるで謡い語るように、呼吸のように、
身体の一部になった弦楽器ってどういうものか、
ぜひその目と耳で確かめてほしい。
(富田剛史・メディアプロデューサー)
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