≪ 目 次 ≫
１：産業カウンセラー試験日程と受験資格変更について
２：第6回心理学検定について
３：編集後記
１：産業カウンセラー試験日程と受験資格変更について
心理学を勉強する学生の中には、「産業カウンセラー」を目標にしている方もいらっしゃると思います。
今回はその産業カウンセラーについてお話したいと思います。
産業カウンセラーになるためには、４年制大学学部及び大学院研究科において心理学又は心理学隣接諸科学、人間科学、人間関係学のいずれかの名称を冠する学部又は専攻（課程）の卒業者であって、下記に定めるA群からG群までの科目において、1科目を2単位以内として10科目以上、20単位以上を取得していること（ただし、D群からG群の科目による取得単位は6単位以内とする）がこれまでの受験資格の条件でした。
【科目群について】 ※産業カウンセラー、シニア産業カウンセラーとも共通
A群: 産業カウンセリング、カウンセリング、臨床心理学、心理療法各論（精神分析・行動療法など）などの科目群
B群: カウンセリング演習 カウンセリング実習などの科目群
C群: 人格心理学、心理アセスメント法などの科目群
D群: キャリア・カウンセリング、キャリア概論などの科目群
E群: 産業心理学、産業・組織心理学、グループダイナミックス、人間関係論などの科目群
F群: 労働法令の科目群
G群: 精神医学、精神保健、精神衛生、心身医学、ストレス学、職場のメンタルヘルスなどの科目群
しかし、2013年度の試験から上記の条件に加えて、(社)日本産業カウンセラー協会の実施する面接実習の受講修了が追加されました。
これにより以前と何が変わるのかというと、これまでとおり大学等で必要単位を取得していくことは変わりませんが、面接実習（81～104時間）を受講して修了認定を受けないと受験資格がもらえない。
そして、その受講のために受講時間（日程）と受講費用が受験者への負担となったことが変わった点です。
協会の立場としては、実践力の向上を目的としての受験資格変更のようですが、受験者にとっては受験するまでにまた１つハードルが追加されたことになりました。
時間と費用を費やす分、その対価として価値のあるものがその受講にあることを願いたいと思います。
なお、2013年度（2014年1月実施）の試験は、
学科試験：2014年1月19日（日）
実技試験：2014年1月25日（土）・26日（日）
となっております。
詳細はこちらのサイトでご確認下さい。
(社)日本産業カウンセラー協会（試験）：http://www.counselor.or.jp/examination/examination.html
２：第6回心理学検定について
今年も早いもので3ヶ月が経過致しましたが、心理学の試験の１つである「心理学検定」の第6回の実施日が発表されております。
本年は、8月25日（日）となっております。
受験を希望されます方は、申込期間が5月25日～6月25日（郵送・ＷＥＢ申込み）ですので、お忘れにならないようにご注意下さい。
といいましても、試験勉強をしないと合格へと近づかないのはお分かりだと思います。
この申込期間中は放送大学では面接授業や第1学期の単位認定試験の試験勉強などで忙しい時期だと思います。試験を受ける予定の方は今から計画を立てて準備しましょう！
詳細はこちらのサイトでご確認下さい。
心理学検定：http://www.jupaken.jp/index.html
３：編集後記
近隣の小中高の学校では卒業式が行われていました。それを目にすると、今年も卒業シーズンに入ったのかなと思いました。
放送大学でも卒業式がありますが、放送大学の学生の特質から卒業しても編入学や科目履修生等としてまた勉強される学生がいらっしゃるので、卒業と一緒についてくる「（一緒に勉強をした学生との）別れ」というものの実感はあまりないのかなと思いました。
放送大学で卒業を迎えるということは、指定された単位を修得したその努力の成果ですので、胸を張って卒業して欲しいと思います。
卒業を迎えられる学生の皆様、おめでとうございます！これからのご活躍を心よりお祈り致します。
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発行日：2013/03/17
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