

ドラマ「地獄に堕ちるわよ」(全9話、2026)の第1話がきょう27日から世界同時配信が開始されたので見た。面白い!すごい!だけでは言い表せない快作!Netflixドラマでは「全裸監督」「地面師たち」レベルのクオリティの高いドラマで、占い師・細木数子の波乱に満ちた半生を描いている。
戸田恵梨香が17歳から66歳までの細木数子を演じる。最初、戸田恵梨香と聞いて、線が細いのではと思ったが、そんな危惧は吹っ飛んだ。戸田恵梨香の代表作になることは間違いなさそう。
だんだん図太くふてぶてしい細木数子に似てくるから不思議。Netflixの意気込みが感じられる。時代背景の緻密さ、再現性などがすばらしい。
監督は、映画「脳男」「去年の冬きみと別れ」の瀧本智行と「ガンニバル」シーズン2の大庭功睦。
昭和から平成にかけての60年にわたる風景を背景に、細木の波乱の生涯が細木の自伝小説を執筆する作家・魚澄美乃里(伊藤沙莉)を通して描かれる。
<第1話>
2005年。ロングリムジンに乗った占い師・細木数子(戸田恵梨香)がテレビ局に到着すると、局員数十人が出迎えるという大名行列。
細木数子の自伝小説の執筆を依頼された女性作家・魚澄美乃里(伊藤沙莉)との会話で、魚澄が「細木さんの原点は何ですか?」と直球の質問があり、細木が「戦後間もないころに体験した”飢え”だ」と応える。
場面は1946年(昭和21年)、数子が8歳の時代にフラッシュバックする。
モノクロシーンの中で、数子のカーディガンと、GHQ(アメリカ占領軍)兵士相手の売春婦のスカーフだけが赤色。(「シンドラーのリスト」のようなインパクトがある)。
「昔からいつも貧乏くじを引くのは女」という細木の声が被さる。
戦争ですべてを失い極限の飢えの中でミミズすらも口にして生き延びた過酷な数子の少女時代。舶来のビールと称して、中身はお茶でだますということもあった。
「弱いものは食い物にされる。今の世の中、だます奴よりも騙される奴が悪い」という時代を知る数子。数子がそのことを口にすると、数子の母みね(富田靖子)は「神様は見ている。数子、悪いことをした人は地獄に堕ちるんだよ」と数子に諭すように言う。
現代に戻り「あの時のミミズは一生忘れない」と細木数子が自伝執筆者にいう。「そして、戦後10年経った時には、今度は、欲望が人を支配する時代になった」という。
敗戦から10年後の1955年、数子は高校生になり、母親の「おでん屋」を手伝っていたが、”泣き上手”の芸を限定時間内に披露できるかの賭けをして客から小銭を集めるなどしていた。
ある時、社交場(キャバレー)の「高給」と書かれた募集広告が目に入り、18歳ながら「20歳」という履歴書をもって店を訪れる。店長は、数子を高校生と見抜くが「20歳で押し通せ」とその日に採用。
ホステスとして客をつかみ、売上ナンバーワンにもなるのだが…。他のベテランホステスからは、店長が新人のホステスなどをいつもだます手口にハマったなと言われる数子。数子についた客に、店長が勝手に数子をお金で売ろうとしていたことが発覚したのだ。
数子の怒りが爆発し、店長に灯油をかけて火を付けるしぐさを見せると、店長は、土下座をして謝るのだが、立場が完全に逆転して、数子が夜の世界でのし上がっていく予感がするところで終わった。
・・・
<主な登場人物>(第1話)
■細木数子:戸田恵梨香…戦後の焼け野原で飢え、貧しさから脱するため高校を中退して夜の街で働きはじめ、20歳そこそこでナイトクラブを次々と成功させて「銀座の女王」と呼ばれる。のちに独自に編み出した六星占術と「大殺界」「地獄に堕ちるわよ!」などの強烈ワードで占いブームを巻き起こした。
■魚澄美乃里:伊藤沙莉…細木の自伝小説の執筆を依頼された作家。シングルマザー。細木の手蓮手管に絡め取られそうになりながらも、ある時からその裏の顔を追求し対峙する。
■落合元:奥野瑛太…キャバレー「白い手袋」のオーナー。
■細木みね:富田靖子…数子の母。戦後、おでん屋を営む。
■中園榮一:高橋和也…投資家。
■タレント:ヒコロヒー…テレビ番組で細木に占われる。
…
「このドラマ、見ないと地獄に堕ちるわよ!」
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