SEの夫の会社(IT企業)に、確定拠出型年金(401K)個人型が

導入されることになりました。


基本給の一部を拠出金にするので、それを個人で運用しなさいと

いうこと。

説明会に全員出席して、あとは自分で決めなさいといわれたそうです。


一応私(妻)がFPである夫は(おそらく内心は渋々ながら)401Kの本

を読み、退職金や年金を人事部に確認してライフプランニングシートを

作成し、老後に必要な金額と不足額からどれくらいのリターンを目指す

か決めてから金融商品を設定する(これを私がしないところがポイン

ト)ようにしていますが、周りの同僚は「めんどくさいからやらない、

もしくは全て定期預金で運用する」人ばかりらしい。


そんなとき、IT企業の会計偽装についての記事を読みました。

あの勝間和代さんが書いています。


「不正のトライアングル」・なぜIT関連企業は会計偽装が多いのか」


そこでは不正のトライアングルとして三つの理由が挙げられています。

以下、記事より引用です。

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(1)不正を行うための「動機・プレッシャー」があること

  IT企業は受注時において、売上高や規模が大きい方が有利なため、

 経営者に成長志向が強い。しかも、現在の経営者は80年から90年代

のITの高成長時期に経営を学んだ人が多く、売り上げ至上主義の経

営者がIT業界では多数派を占めると考えられる。


(2)不正を行うことができる「機会」が存在すること

 IT企業の会計処理は、通常の製造業に比べて経営者の恣意性が

入りやすく、また会計監査の歴史も長くないため、不正会計が見逃

されやすい。

 さらに、急成長した企業が多いため、不正を発見・防止するための

内部統制も、未整備であることが多い。


(3)不正を行うことが本人にとって「正当化」できること

 業界全体で、売上高の前倒し計上や循環取引、帳簿貸し、セー

ルス&リースバック取引などが恒常的に行われているため、

従業員一人一人にそれが不正であるということに対する認識

が弱い。ルールを守って予算を達成できないよりは、不正を行っ

ても目標達成できた方が当人にとって、

 正当化されてしまうのである。

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(3)の理由が意味深ですね。私利私欲よりも「よかれと思って」

思慮浅く実行に至る、そんな感じでしょうか。


これからはIT技術者にも金融、会計知識は必要だと思われます。

システマティックで論理的なので本来は非常になじみやすいと思う

のですが、如何でしょうか?


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