【日本の野鳥#24-15-02】亜種イシガキヒヨドリ(Brown-eared Bulbul) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

スズメ目ヒヨドリ科ヒヨドリ属

学名 Hypsipetes amaurotis
和名 亜種イシガキヒヨドリ
英名 Brown-eared Bulbul

【分布】
日本、樺太南部、朝鮮半島南部、台湾に分布。寒冷地の個体は暖地へ渡る。

 

Hypsipetes amaurotis amaurotis【基亜種】亜種 ヒヨドリ
北海道、南千島、本州、佐渡、隠岐、四国、九州、対馬、壱岐、五島列島、屋久島、種子島、伊豆諸島に分布。

奄美大島、琉球諸島には冬鳥として渡来。

Hypsipetes amaurotis squameiceps -亜種オガサワラヒヨドリ
小笠原諸島(聟島、父島、母島)に分布。

Hypsipetes amaurotis magnirostris -亜種ハシブトヒヨドリ
硫黄列島(北硫黄島、硫黄島、南硫黄島)に分布。

 

Hypsipetes amaurotis borodinonis -亜種ダイトウヒヨドリ

大東諸島(北大東島、南大東島)に分布。

 

Hypsipetes amaurotis ogawae-亜種アマミヒヨドリ

トカラ列島、奄美諸島(奄美大島、喜界島、加計呂麻島、徳之島、沖永良部島)に分布。

 

Hypsipetes amaurotis pryeri -亜種リュウキュウヒヨドリ

沖縄諸島(沖縄本島、粟国島、伊平屋島、伊是名島、座間味島、久米島)、宮古諸島に分布。
 

Hypsipetes amaurotis stejnegeri-亜種イシガキヒヨドリ

与那国島を除く八重山諸島(石垣島、西表島、竹富島、黒島、波照間島)に分布。

 

Hypsipetes amaurotis nagamichii -亜種タイワンヒヨドリ

台湾、蘭嶼島(台湾南東部沖)、与那国島に生息。

 

H. a. batanensis 

バテーンズ諸島(フィリピン北部沖)、バブヤン島(ルソン島北沖)に分布。

 

H. a. fugensis

ダルピリ島、カラヤン島、フガ島(ルソン島北沖)に分布。

 

H. a. camiguinensis 

 カミギン島(ルソン島北沖)に分布。

 

【生態】

里山や公園などある程度樹木のある館環境があれば生息している。

日本で最も普通にみることが出来る鳥の1種。

食性は雑食。昆虫や果実、花の蜜、木の実、野菜、果物を採食。

冬場は庭にミカンや、リンゴを置くと真っ先に食べにくる。

飛翔は羽ばたきと翼をたたんだ滑空を繰り返すので、波型になる。

小枝や枯草で椀型の巣を作り営巣。

「ヒーヨ、ヒーヨ・・・」と甲高い声で鳴く。

春秋の渡りの季節には日本各地で群れで渡る姿を観察できる。

【サイズ・形態】
全長27.5㎝ 翼開長40㎝。

雌雄同色。

全身が灰色基調。

頬に褐色の斑がある。

頭頂部は冠羽となる。

翼上面、尾羽は灰褐色。

亜種によって色合いが異なる。

北の亜種よりも南方の亜種は色が濃い。

クチバシは黒、先が尖る。



【その他】


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<ここから鳥の写真>
『亜種イシガキヒヨドリ』

石垣島に何度か行って、撮影しないでいた亜種・・・2023年に何とか押さえました。

まあ、島のあちこちで目にしましたし、ホテルの前の街路樹にもいるほど穂普通種です。

 

それでも、今まで未撮影

新しく亜種のライファーとして1つカウントです。

 

↑の形態にもあるように、ヒヨドリは南方の亜種は色が濃いめ。

それ分かるほど色の濃さが目につきました。

 

こんなに茶色なんですよw

頬のチークも茶色が濃いめ

胸から脇腹の色も濃いでしょう~



でも、声は一緒w


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