スズメ目アトリ科オガサワラマシコ属
学名 Chaunoproctus ferreorostris
和名 オガサワラマシコ
英名 Bonin Grosbeak
【分布】
小笠原諸島(父島)に分布していたが、絶滅。
1828年に捕獲された個体を最後に記録がない。
【生態】
海岸の林の林床付近で生息。
食性は植物食。硬い木の実、果実、木の若芽と思われる。
渡りをせずに単独かつがいで生活をしていたと考えられている。
離島の鳥らしく、警戒心も薄かったと伝えられている。
【サイズ・形態】
全長18-19㎝ 翼開長_㎝。
大きなクチバシが特徴
オスは赤く、メスは赤褐色。
【その他】
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<ここから鳥の写真>
『オガサワラマシコ(Bonin Grosbeak)』
人の定住で持ち込まれたヤギの野生化やネコやネズミによる食害の影響が原因とされている。
日本には標本がなく、現在は外国の博物館の所有の標本が9体あるだけ。
小笠原固有種=日本固有種
日本の固有種で絶滅した鳥は本種を含めて、リュウキュウカラスバト、オガサワラカラスバト、オガサワラガビチョウ、ミヤコショウビンがいます。
これ以上、絶滅種が増えないことを祈るばかりです。
新たにオガサワラヒワが種として亜種から格上げになりましたが、個体数が脆弱。
亜種アカモズも別種になる説もあります。
このアカモズもかなり厳しい個体数の減少状況・・・
保護活動がしにくい鳥もいるので、非常に心配です。
こんな魅力的な素敵な鳥が日本にいたということを忘れないでください。
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今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。