【日本の野鳥#17-121】アジサシ(Common Tern) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

チドリ目カモメ科アジサシ属

学名 Sterna hirundo

和名 アジサシ

英名 Coomon TerCoomon Ter

 

 

【分布】

ユーラシア大陸中部以北と北アメリカ大陸中部から東部の広い地域で繁殖。

アフリカやオーストラリア、南アメリカなどの熱帯から南半球にかけての沿岸部で越冬。

日本には、春と秋に旅鳥として全国各地で観察される。

越夏する個体もいる。

少数は国内で繁殖。

日本では、亜種アジサシ、亜種アカアシアジサシが観察できるが、アカアシは少ない。

 

4亜種に分類

S. h. hirundo  亜種アジサシ

ヨーロッパ、アフリカ北部、東アジア~シベリア西部、カザフスタン、北アメリカで繁殖。

 

 

S. h. minussensis   

バイカル湖東部からモンゴル北部、チベット南部で繁殖。

 

 

S. h. longipennis    亜種アカアシアジサシ

シベリア中央部から中国またはアラスカまでで生息。

クチバシと脚が赤。

 

S. h. tibetana    

ヒマラヤ~モンゴル南部、中国までで繁殖。

 

 

【生態】

主に海岸に生息。海に近い池や河川などの淡水域でも見ることが出来る。

海岸や河川、コナンの砂浜にコロニーを形成して繁殖。

食性は動物食。魚類・甲殻類・軟体動物などをホバリングを行い狙いをつけてダイブして捕食。

 

【サイズ・形態】

全長31-35㎝ 翼開長77‐98㎝。

雌雄同色。

頭、クチバシ、脚、翼の先端部は黒。

喉と胸は白。

背、体上面、翼上面、翼下面は淡い灰色。

 

【その他】

 

 

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<ここから鳥の写真>

『アジサシ(Common Tern)』

俗に言う「ただアジサシ」。

アジサシ属の中には○○アジサシが多種存在します。

その中で、何もつかないのが本種。

 

ですので、フィールドで本種を呼ぶときは「ただアジ」と言われることが多いです。

 

本種の群れを見つけると、その中に「混じり」を探すのが楽しみなんです。

まずは、クチバシ+脚の赤い子→亜種アカアシアジサシ

ほかにも、もしやもしやのキョクアジサシ

お腹がほんのり紅色のベニアジサシ

ほかにも、クロハラアジサシの類も混じっていないか?

 

九十九里や房総、東京湾の浜での楽しみでもあります。

 

本種をGWの季節にインドネシアのハルマヘラ島~モロタイ島の渡船上で見たこともあります。

 

幼鳥かな?

 

 

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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。