スズメ目ツバメ科ツバメ属
学名 Hirundo tahitica
和名 リュウキュウツバメ
英名 Pacific Swallow
【分布】
東南アジア、太平洋沿岸地域・諸島の都市部や市街地、農耕地に分布。
日本では奄美大島以南で亜種リュウキュウツバメが留鳥として分布。
7亜種に分類される。
◆Hirundo tahitica tahitica - 【基亜種】
モールア島、タヒチ島に分布。
◆Hirundo tahitica namiyei -【亜種リュウキュウツバメ】
奄美大島以南~沖縄~台湾に分布。
◆Hirundo tahitica javanica
ニコバル諸島、ミャンマー、インドシナ半島、マレー半島、スンダ諸島、ウォーレシア、フィリピンに分布。
◆Hirundo tahitica frontalis
ニューギニア北部と西部に分布。
◆Hirundo tahitica ambiens
ビスマルク諸島に分布。
◆Hirundo tahitica subfusca
ニューカレドニア、バヌアツ、フィジー、トンガに分布。
◆Hirundo tahitica albescens
ニューギニア南部と東部に分布。
【生態】
市街地、農耕地、河川周辺に生息。
食性は動物食。主に飛翔昆虫を捕食。
人家や橋げたなどの建造物に土と枯れ葉と唾液を混ぜた巣を作り集団で営巣。
声はツバメに似る。
【サイズ・形態】
全長13-14㎝ 翼開長30㎝。
体上面は光沢のある濃紺。
翼上面は褐色がかった黒。
体下面は灰褐色。
喉と額、上胸は橙色。ツバメにある胸の黒い帯はない。
ツバメと比較して尾は2股が浅く、短い。
静止時には尾は翼より短い。
下尾筒には白い斑が入り、鱗状に見える。
クチバシは黒。
脚は黒で小さい。
【その他】
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<ここから鳥の写真>
『リュウキュウツバメ(Pacific Swallow)』
日本で唯一の留鳥のツバメです。
沖縄に行ったら押さえて撮影したくなる1種ですね。
東南アジアに行っても、あちこちで見ていますが、撮影をいつ、どこでしたのか?
これは探し出すのが大変な作業・・・
せめて、マレーシアやタイなどで撮影した子を発掘して載せておきたいのですがね。
秋・冬に沖縄に行くと、種ツバメも一緒にいて、紛らわしいのですが
いくつかの特徴を抑えておくと迷いもなくなります。
胸の黒い帯 なし
静止時の尾の長さ 翼より短い
下尾筒 鱗模様になる
この点を抑えておくと、見分けは容易と思います。
そんな特徴捕らえた写真があるかな???
台湾にて(2014年)
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