ミズナギドリ目ウミツバメ科オーストンウミツバメ属
学名 Oceanodroma monorhis
和名 ヒメクロウミツバメ
英名 Swinhoe's Storm-petrel
【分布】
北インド洋、東太平洋に生息。
日本近海に渡来し全国の離島で繁殖し、非繁殖期は東南アジアの海域やインド洋で越冬。
日本では夏季に沖ノ島、沓島、八丈小島、三貫島などに繁殖のため飛来。
【生態】
非繁殖期は海洋で生息。
食性は動物食で、魚類、甲殻類などを捕食。
岩の割れ目やオオミズナギドリの古巣などを利用。
巣は地面に10-200cmの横穴を掘り落ち葉や枯草を敷く。
日本では5-6月に1個産卵。
【サイズ・形態】
全長19cm 翼開長45cm。
全身くすんだ黒褐色で白色部はない。
翼の上面には淡色帯がある。翼はやや短かめ。
尾の切れ込みは浅い。
【その他】
1935年に三貫島(岩手県)が「三貫島オオミズナギドリおよびヒメクロウミツバメ繁殖地」として繁殖地が国の天然記念物に指定。
日本国内で最大規模の集団営巣地は京都府の沓島。島の尾根を中心に集団営巣している。
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<ここから鳥の写真>
『ヒメクロウミツバメ(Swinhoe's Storm-petrel)』に出会うための海外遠征をしたことがあります。
下の写真3枚がそれですが・・・残念な結果(^^;)
シンガポールの沖合を通過する個体が見ることが出来というので、向かった次第です。
同種と、コシジロアジサシを狙っての小型クルーズ船での鳥見でした。
海上で国境を越えたようで、パスポートを釣り用のランディングネットに入れて、監視艇の役人に渡して
鳥見を終えたら、そこに戻って、パスポートを引き取りに行くという、人生初の海上イミグレーションでした。
しっかり入国・出国のスタンプも押されていたんですよ(^^)
そんな思い出の出会いでした。
この鳥のイメージは、水面をけっこう高めを飛ぶ印象です。
あとは、日本でも1度。
遥か沖合を「点」で飛んで行った姿を確認・・・
第一人者と一緒だったので識別してくれました。
海域的と季節的に間違いないとは思いながらも、見た感があまりにも薄くて・・・不完全燃焼の結果でした。
その後、帰港時間になる夕暮れ間近にまあまあ距離はありましたが、何とか出会えました。
何とか証拠写真にはなったかな~
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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。
今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。