【日本の野鳥#08-28】ヒメクロウミツバメ(Swinhoe's Storm-petrel) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

ミズナギドリ目ウミツバメ科オーストンウミツバメ属

学名 Oceanodroma monorhis

和名 ヒメクロウミツバメ

英名 Swinhoe's Storm-petrel

 

【分布】

北インド洋、東太平洋に生息。

日本近海に渡来し全国の離島で繁殖し、非繁殖期は東南アジアの海域やインド洋で越冬。

日本では夏季に沖ノ島、沓島、八丈小島、三貫島などに繁殖のため飛来。

 

【生態】

非繁殖期は海洋で生息。

食性は動物食で、魚類、甲殻類などを捕食。

岩の割れ目やオオミズナギドリの古巣などを利用。

巣は地面に10-200cmの横穴を掘り落ち葉や枯草を敷く。

日本では5-6月に1個産卵。

 

【サイズ・形態】

全長19cm 翼開長45cm。

全身くすんだ黒褐色で白色部はない。

翼の上面には淡色帯がある。翼はやや短かめ。

尾の切れ込みは浅い。

 

【その他】

1935年に三貫島(岩手県)が「三貫島オオミズナギドリおよびヒメクロウミツバメ繁殖地」として繁殖地が国の天然記念物に指定。

日本国内で最大規模の集団営巣地は京都府の沓島。島の尾根を中心に集団営巣している。

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<ここから鳥の写真>

『ヒメクロウミツバメ(Swinhoe's Storm-petrel)』に出会うための海外遠征をしたことがあります。

下の写真3枚がそれですが・・・残念な結果(^^;)

シンガポールの沖合を通過する個体が見ることが出来というので、向かった次第です。

同種と、コシジロアジサシを狙っての小型クルーズ船での鳥見でした。

 

海上で国境を越えたようで、パスポートを釣り用のランディングネットに入れて、監視艇の役人に渡して

鳥見を終えたら、そこに戻って、パスポートを引き取りに行くという、人生初の海上イミグレーションでした。

 

しっかり入国・出国のスタンプも押されていたんですよ(^^)

 

そんな思い出の出会いでした。

 

この鳥のイメージは、水面をけっこう高めを飛ぶ印象です。

あとは、日本でも1度。

遥か沖合を「点」で飛んで行った姿を確認・・・

第一人者と一緒だったので識別してくれました。

海域的と季節的に間違いないとは思いながらも、見た感があまりにも薄くて・・・不完全燃焼の結果でした。

 

その後、帰港時間になる夕暮れ間近にまあまあ距離はありましたが、何とか出会えました。

何とか証拠写真にはなったかな~

 

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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。