「最新 不動産の売却【任意売却・相続放棄・空き家処分】と債務整理の法律問題」を読んだ。
題名が長いし、表紙がごちゃごちゃしてて第一印象は良くなかったけど、内容はとても良かった![]()
私が知りたいこと、気になる論点が丁寧に説明されている。
以下、自分が大事だと思ったことを備忘録的に。
P21/競売のメリット
手続きに通常半年から1年ほどかかり、その間は自宅に住み続けることができる。
場合によっては手続きに2,3年かかることもある。
これは確かにメリットかもしれない。
でも一方で、私(後見人候補)の都合としては早く処理を終わらせたい。またいつ転勤するかわからないから。
専門家が後見人になるのであれば、勝手にやってくれって話だけど。
P92/債権者に任意売却をしたいと思わせるには
債権者は競売よりは任意売却を好みますが、一番望んでいるのは、担保をとったまま債務者が債務を支払い続けることです。
このまま少しずつしか返済が進まず、築30年40年と年を重ねて担保価値を減少させるより、今売っちゃった方が銀行的にも回収できる金額が多くなる気がするけど、銀行的には現時点での任意売却応諾はある意味バクチだから、サラリーマン的には取りにくい策なんだろうな。
任意売却を切り出すタイミングやローンの支払を停止することもできることが記載されてるけど、この辺は弁護士先生との作戦会議が必要だなと。
P151/住宅ローンの返済ができなくなる理由
この本では病気、事故、リストラ、会社の倒産、自然災害などが挙げられてるけど、自己都合の退職については記載がない。
そうだよね。35年間返済していくつもりで住宅ローンの契約しておいて、脱サラなんて大博打するなんて完全に想定外だよね![]()
P163/最後に破産を検討する
「任意整理、特定調停、個人民事再生による債務整理を検討したものの、どうしても借金を返すことができない場合には、破産を考えるしかありません。」
任意整理は任意売却のことだよね。
特定調停?個人民事再生?は初めて聞いた![]()
うちのケースで適用できるかわからないけど、この本に説明があるからもう一度読んでおこう(最終的には弁護士先生に相談して決めるんだけど)。