前回のブログで各銀行の住宅ローンの審査の厳しさ/通りやすさについて話をしたんだけど、
その時に「多めの金額(別の物件の売出価格)で事前審査を依頼した」ことに触れた。

 

 

「別の物件で事前審査を依頼しておくこと」は中古マンション特有の買い方のコツなので、
その理由を説明してみる。
購入経験者にとっては常識の話かもしれないけど。

ご存知の通り、ここ数年の中古マンションの相場は完全に売り手市場。
値段はジリジリ上がっていくし、物件の選択肢がそもそも少ない。
だからといって新築に目をやっても、もっと高かったり狭かったり。

そんな中でも注意深く見ていくと、たまにお買い得な中古物件が出てくる

それでも数年前より高いんだけど、同時期・同エリアの他の物件と比較して、あくまで相対的に。

売主側の事情はわからないけど、

早く換金したいのか、相場を見誤った値付けをしてしまったのか、決算期と関係あるのか。
でもそんな物件はすぐに売れちゃう流れ星

一方で、3ヶ月も4ヶ月もsuumoに掲載されている物件もあるけど、

そういう物件は価格が割高だったり条件が良くなかったりするから売れてないんだよね。

おそらく何か理由があるはず爆弾

仮に自分のストライクゾーンにはドンピシャだったとしても、他の人には魅力がないと思われてる可能性が高い野球

悲しいことに他の人がどう思うかが資産価値に影響してしまうから、自分のストライクゾーンだけを考えて物件を買った場合、将来ローン返済が厳しくなった時に「売って何とか解決を図る」という逃げ道(プランB)が使いづらくなってしまう。

家計がピンチになったから売却するのに、売主を探すのに3ヶ月も4ヶ月も待てないよね。
残念ながら、我が道を行くことは危険ってこと。

だから

1自分(たち)の中で、どんな中古マンションを買いたいのか予め決めておき
2毎日suumoをチェックして虫めがね
3条件ぴったりで相対的に価格も割安感がある物件が出てきたら、すぐに仲介会社さんに問い合わせて
4最速の日程で見学の約束を取り付けることが重要になってくる。

5そして内見の時に、(その物件よりも高い別の物件の価格で)事前審査が下りたことがわかる書類認印を持って行き、
6物件の中身に特に問題がなければ、その場ですぐに購入の申し込みをする。
これなら買い逃しはないし、うまくいけば売主や仲介会社との値引き交渉も優位に進められるかもしれない。

自分好みの物件がsuumoに載ってからその売出価格を元に事前審査をするのでは、内見の日時までに結果が届かないかもしれないから、自分の予算よりも少し高めの物件で事前審査の結果をあらかじめ準備しておくってわけグッ仲介会社の担当者にも本気度が伝わって話が進みやすくなるんじゃないかと。