旅行雑誌『旅の手帖』で、薩摩硫黄島の

海岸にある東温泉は、海の温泉特集で

大きく取り上げられていました。

 

 

写真の丸いところが温泉です。一番手前は

源泉なので熱くて入れませんが、上の2つは

それぞれ10人くらいは入れそうです。

 

あたりは遮るものがなく、着替えもその辺の

岩の上に置いておくことになります。

これはもう、ほぼ男湯ですね。

 

写真の通り、足元は岩でごつごつしています。

裸足なので濡れているところは滑りやすく、

転ばないよう注意が必要です。

 

温泉成分は鉄分を多く含むそうで、温泉と

海水とが混ざると茶色になり、港は一面の

茶色でした。

 

しかしながら湯船の中は無色です。写真では

若干緑色に見えますが、これは底にある苔の

色のせいかもしれません。

            温泉の底は平らではありませんご注意を

 

温泉成分は強いらしく、顔を洗うとすこしだけ

ピリッとするかもしれません。目に入ると少し

痛いですが強い痛みではなかったです。

 

      源泉が海に流れ込むところでは湯気がたっています

 

この温泉のあたりの海は外洋に面していて

流れがあるためか、茶色に濁っては

おらず、微妙に色が違っている程度でした。

 

温泉を望む坂の上からの景色は、溶岩

の黒と、海の色、海岸の石の白と草木の

緑が混ざった独特の美しい色合いです。

 

 

東温泉は民宿のある港のエリアからは

2km以上ありますので、宿の人に送って

もらえると良いですね。

 

途中の道はきれいに舗装されていますし、

案内表示もありますので、日中であれば

普通に歩けると思います。

 

 

               こんな道からもう少し山道に入ります

 

金曜日、土曜日の2日間温泉に入りまし

たが、金曜日は3時から夕方まで我々で

貸し切りでしたが、土曜日は夕暮れ時を

狙って行ったのですが、銭湯並みの混雑

でした。(笑)

 

 

夕暮れが近づくと、他の旅行者の方々は宿の

お迎えの車で帰られ、急に静かになります。

 

この時間まで粘ると、帰り道は真っ暗な

山道を30分ほど歩くことになりますので、

歩きの人は、夕景を見るのであれば懐中

電灯の用意を忘れずに。

 

舗装されてはいますが、真っ暗の竹やぶ

の中を歩きますので・・・・

 

島は自然豊かなところです。いろんな蝶々も

寄ってきてくれますが、蛇も一日で2匹見ました。

大きめの虫もいますので、夜道を歩くので

あれば、それなりの心構えは必要かもしれま

せん。

 

温泉には24時間いつでも入れるそうですが

何か湯量を調整するところもあるそうで、

金曜日は管理の人が調整にミスったのか

夕方まで熱くて入れませんでした。

 

海岸際の海水と温泉が混ざる窪地に

つかっていましたが、たまに大きな波を

被ったりして、遊びながら湯温が下がる

のを楽しく待ちました。

 

ワイルドな温泉をお探しの方には、おすすめ

しますよ。

 

FP on the beach