民主党代表選 円高対策 真っ向対立
FPえんちゃん:経済・金融感覚養成士です。
菅氏、小沢氏が円高対策で真っ向対立です。
円高対策 小沢氏「単独で介入も」 首相「追加対策を実行」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100903-00000121-san-pol
(出処 ヤフーニュース 産経新聞)
2日の民主党代表選の公開討論会では、円高対策や税制などでも菅直人首相と小沢一郎前幹事長が真っ向から対立し、路線の違いがさらに鮮明になった。
小沢氏は、円高への対応策について「市場介入といっても日本だけではなかなか効果が上がらないが、それくらいの覚悟でやるべき急激な円高だ」と述べ、日本単独でも円売り・ドル買いの為替介入に踏み切る必要性を強調した。さらに「金融政策の余地は狭まっている」と語り、“日銀頼み”の対応を取る菅政権の姿勢を暗に批判した。
これに対し、首相は「日銀もさらなる資金供給を決め、政府も追加経済対策を決め、実行する段階になっている」と政府・日銀一体の取り組みを訴えた。
つまり
菅氏 →日銀との協同歩調を強調
小沢氏→日本(政府)単独でも為替介入すべきだ
ということなのです。
この記事には書かれていませんが、テレビで討論会の様子を見る限りでは円高対策と言うのは為替介入だけではなく他にも方法があるのではないかと語っておられました。
9/3のニュースモーニングサテライトで、過去の為替介入に携わったことがある元日銀の佐々木融氏が、
為替介入の効果は経験則上すぐには出てこないとおっしゃってました。
またコメンテーター西岡氏も、
・今現在協調介入の可能性は低い。
・またスイスが単独為替介入し、スイスフラン高が止まらない例をみても、単独介入では効果が薄いと言えるのではないか
とのことでした。
日銀が追加金融緩和策を発表しても円高は止まっていません。
かといって日銀もできる政策は限られています。
代表選どちらが勝利するかで為替が動くかもしれませんが・・・。