お金ばかり追い求め、仲間との一体感や困難をともに乗り越える経験をしないと、自分で自分を牢屋に入れてしまう、とメルモーズ(サン・テグジュペリではみわっち)は教えてくれた、という内容です。
宝塚歌劇が出会わせてくれたフランス語
私がフランス語を始めたのはサン・テグジュペリの公演の翌年。
真飛聖さんがNHKのフランス語講座の生徒を任されたことがきっかけでした。あまりの美しさに、蟻地獄のように真飛さんにはまり毎回見ていました。
その年の5月、知多市へ牡丹を見に行った帰りに名古屋駅の書店に立ち寄り、
「『星の王子さま』と学ぼう!はじめてのフランス語」を購入。仕事の合間に学習していました。
その後フランス語検定受験を決意し、白水社の参考書を購入して学習。同年秋に見事5級に受かりました。
再開したフランス語
その後しばらく中断してしまいましたが、2019年に、堀ちえみさんのガン闘病からスチュワーデス物語の動画を見たことでフランスロケ地めぐりをしてみたくなったことなどをきっかけに、一念発起してフランス語を再開。
その後間もなく公文式フランス語の学習を開始。
最初は短い文から始め、レベルが上がると美女と野獣などのお話が読めるようになりました。
そうこうしているうちに仏検も3級(大学一般教養課程の2年相当)まで上がりました。
公文もG教材からはフランス文学
公文もG教材からはフランス文学です。
赤ずきんちゃんなどの短編に始まり、映画のシナリオ、戯曲、いろいろな作品が出てきました。
中でも、「激情」の原作が出てきたのには驚きました。
全国ツアーで星組は有休を取って、月組は同居のおばと行った作品だったからです。
Gの卒業作品はシェルブールの雨傘。音源採取のためにDVDを借りて見ましたが、涙なしでは見られませんでした。
H教材は「星の王子さま」からスタート。サンテグを思い出しながら学習しました。
「青ひげ」「にんじん」や、小学校の道徳にも出てきた「銀の燭台」などが出てきました。司教が主人公に示したまごころが心に残りました。
I教材はパリの紀行文からスタート。いよいよ、仏検準2級相当の仕上げです。
「聖母の軽業師」や、モーパッサン、ドーデ、カミュの小説まで読みました。
ドーデの小説は2篇ともプロヴァンスの山村で自然とともに生きる素晴らしさが描かれており、心に残りました。
卒業作品はカミュの「追放と王国」。
彼が幼い頃を過ごしたアルジェリアが舞台です。
宝塚歌劇の作品で何回かアルジェリアが出てきたことを思い出しました。
大学仏文科高学年相当教材へ
J教材からは大学仏文科高学年相当。
内容も難しくなり、フランス事情にはじまり、ボードレールの散文、スタンダールの評論と小説などを学習しました。
この頃に仕事の多忙や宙組生徒の急死問題もあって精神的に不安定になり、サボりたくなることもありましたが、絶対に読みたかった「赤と黒」まではやめない、と頑張りました。
なぜなら、御園座で観劇しようとしたらコロナで中止になってしまった作品だからです。
K教材学習中
現在、K教材のフローベルの小説を読んでいます。
学習内容も大学の仏文科高学年クラスまで上がり、難しくなってきました。
仕事の多忙などを言い訳にサボりたくなることもありますが、ここでやめたらフランス語と出会わせてくれた真飛聖さんに申し訳ない、と頑張っています。
読者のみなさん、公文式でフランス語を学ばれている方やそのご家族の皆さん、応援📣よろしくお願いします!