映画 にしきたショパン プロデューサーのつぶやき シリーズ6 「映画の予算」
今、海外映画祭でも高い評価を受けている「にしきたショパン」 プロデューサー 近藤修平さんの投稿。FBページがメインですが、色々な人に知ってもらえるようこちらでも紹介していこうと思います。では、ここから、はじまりまーす。「映画の予算」初心者プロデューサー、長らくビジネスの世界でいた私に監督から「映画やりませんか!」と声をかけていただいた時に、恥ずかしながら頭に最初に浮かんだのは「なんぼかかるんやろ」という言葉でした。ちょこちょことネットで調べ出しましたが「カメラを止めるな」が300万円の予算で奇跡の大ヒットをしたとか、ハリウッドの映画の一声10億制作費など情報が入り乱れなかなかピンと来ませんでした。サラリーマン時代クライアント側で自分の担当した商品のCMに関わったことがありましたが、90秒のCM予算で2000万円を超えたと記憶しています。未知の長編映画!にどれほどの予算がかかるのか!!!一つのガイドとなったのがシネマプランナーズ寺井社長からのアドバイスでした。「低コストで撮ることは誇らしいことでも、胸を張ることでもない。インディーズと言えども長編ならば1500万円はかけて欲しい」そのアドバイスから少しイメージが固まってきました。「にしきたショパン」はCGを使ったり特殊なことをするわけではありません。ベースとして必要な一日当たりの監督、撮影、録音、照明などの人件費・機材費用を想定し、撮影日数、録音日数などを掛け合わせて積み上げたり、監督からの推薦図書「プロデューサー入門」などを読みながら、少しずつ予算が見えてきました。サラリーマン時代の、プロジェクトマネジメント経験も役に立ちました。結果的には寺井社長からアドバイスいただいた時の1500万円という予算に近いところになっています。今後の広告・宣伝を考えると予想通り予算はオーバーしそうですがこの予算が妥当だったのか?その問いに答えはありません。「阪神淡路大震災の記憶を語り継ぐこと」「左手のピアニストを応援すること」そして竹本監督の魅力と可能性を語り続けることだけが私にできることでした。ガス会社を退職した一個人の名刺には信用力もありません。しかし、肩書きなど関係なく話を聞いてくださる、そして自ら動き出してくださる多くの方との出会いがありました。奇跡の出会いの連続!「エンドロール」ではなく「エンドレスロール」と名付けたいほどです。エンドロールにお名前は出せなかった方も、ロケ地でお声かけいただいた方、不幸にも?酒場で夢を語る私の話に共に盛り上がっていただいた方などなど!多くのご支援、ご協力によりこの映画が完成しました。このプロセスが無ければいくら予算をかけたとしても「にしきたショパン」は完成しなかったと思います。また到底この予算では多くのロケ地を使い、音楽シーンの多い映画は撮れなかったと思います。しかし、これだけの費用がかかったという事実、多くの支援をいただいた貴重な資金で完成したことはしっかり受けとめたいと思っています。商業映画であれば当然配給や物販などの収入とのバランスで成功か失敗かの判断があると思います。インディペンデントとはいえ、前を向いていくためには、「にしきたショパン」が劇場で上映され制作会社として収入を得ることは重要です。この映画のゴール!「にしきたショパン」が多くの心に届き、竹本監督の魅力、可能性を多くの人に知ってもらいたい。そして次回作への足掛かりを掴みたい。そのためには最低限心に決めている収入を目指したい。このステップに行けるようにまだまだ走り続けます。今回の映画はクラウドファンディングなどによりご支援いただいた約500万円と私の個人的な資金によって撮影しました。道楽と言われる方もおられますが、58歳で退職してセカンドライフで何かチャレンジしたい思っていた私としては必要な投資だったと思っています。どんな業種にしろスタートアップには1000万円くらいは必要です。そのいくつかの選択肢の中では夢があるテーマであり、リスクも実は思ったほど高くないと考えました。会社を起業するとしても事務所を借りたり、雇用など費用が発生します。飲食店をやろうと思っても補償金、仕入れ、内装・什器などの費用はばかになりません。映画はコンテンツとして作り上げるために大きなお金がかかりますが、固定的な費用がかかり続けるということではありません。撮影から回収(上映権)まで時間がかかること。そもそも映画完成できるかというリスクがあることが大きなポイントです。決断はしたものの、当たり前に給料日を迎えるという生活ではなくなり、本来なら今年で定年を迎える歳の私にとってはそれでも大きな金額でした。しかし!やること以外の選択肢はありませんでした。スポンサーを探してからスタートできればということも一時は考えました。しかし竹本監督の素晴らしい感性!元企業人にだけにスポンサーの立場もわかります。しかし、竹本監督の作品「映画らしい映画」「どの一瞬で一時停止しても美しい映像」「何度でも観たくなる映画」はガラス製品のようなものだと考えていました。少しでも不必要な色を混ぜたり色褪せ、落とせば粉々になる繊細なもの。制約はあるけれど監督と共に撮りたいものを撮る。そう決めてクラウドファンディングと自己資金でスタートしようと決めました。サラリーマン時代幹事の一人をしていた異業種交流会「関西の今後を考える会」を通じて出会い、セカンドライフについて本を執筆されている楠木新さんが著者に書かれていたことも心に刺さりました。「老後いかにお金を使わないかばかりを考えていては人生楽しめない。60~75歳はゴールデンエイジ!どう使うかが大切!」「セカンドライフのテーマは意外に昔々夢に描いたこと、好きだったことにヒントがある!」中学生時代写真部だった私の将来の夢は、日大芸術学部に行って映画監督になる!でした。大抵の人と同じようにいつの間にそれなりの学歴、生活を求めて法学部に進学して企業に身をおきました。自分自身で監督をすることにはなりませんでしたが世界で活躍する監督と共にチャレンジできたことに後悔はありません!少々使いすぎて老後が心配です(笑)次回作は、竹本監督の才能を信じ、竹本監督に全て任せて応援していただけるスポンサー募集します!」FBページにしきたショパン 映画化への道<近藤修平さんのプロフィール>ガス会社社員時代に阪神淡路大震災の復旧作業を経験。竹本祥乃監督の「映画らしい映画」「何度でも観たくなる映画」に惚れ込み、映画プロデュースに挑戦。ビジネスコンサルタント、喫茶ハッセルハウスオーナー、オペラ歌手、西宮恵比寿ロータリークラブ会員。小説「マスター先生」執筆。この本を思いきって出版したことが、映画に繋がりました。サラリーマンの素人小説ですし、どなたも買われる方はおられないのではと思っていましたが、嬉しいことに4刷となって今もアマゾン中心にぼちぼちと売れています。現在の販売状況ですと来年1月で絶版になる予定とのこと。にしきたショパン 関連アイテムAmazon(アマゾン)マスター先生168〜4,249円私のメインサイトFox-walk photo映画「にしきたショパン」を、顔合わせからクランクアップまで記録させていただきました。応援カメラマンのHavenです。表現する人を写真で役に立って喜んでもらいたい そんな思いで活動しています。