おばんです!

 

今朝は21.0℃、日中はピーカンで31.6℃と真夏日になりました。

 

そんな中、注文していたカーニオラン女王蜂が届きました。

 

保冷剤入りの段ボール箱で届きます。

 

 

 

ロット番号は、スロベニア語?

 

 

 

 

昨日夕方作製したイタリアンの無王群にキャンディ法で女王を移入します。

 

後列右から2番目が元群。

 

他の5群が無王群です。

 

 

 

 

砂糖水を給餌して、王篭ごと移入作業を行います。

 

砂糖水を給餌してやることで、無王群のイタリアン働き蜂のカーニオラン女王に対する攻撃性を下げることができます。

 

 

 

王篭のつり下げ穴に竹串を通し、

 

 

 

蜂児枠の間に挟み込みます。

 

 

 

これで、キャンディ法の女王移入作業は終了です!

 

 

 

 

後列右から2番目が元群のイタリアン、他の5群が今回カーニオラン女王蜂を移入した群です。

 

 

 

キャンディ法で女王を移入するため、この王篭は、網でない部分が中で働き蜂は通れるけど女王蜂が通れない大きさの穴が開いている部屋と、女王蜂も通れる大きさの穴の開いた部屋に分かれています。

 

両方の部屋には糖蜜でねった砂糖が詰めてあります。

 

ポイントは、女王が通れる穴が開いている部屋に詰められた砂糖の量が、働き蜂のみが通れる穴が開いた部屋の倍近く多いということです。

 

 

このため、女王蜂が恋しい無王群のイタリアン働き蜂(より移入女王に親和性が高い)は外側から詰められた砂糖を齧って、女王を救出しようと頑張ります[女王蜂と一緒に入っているカーニオランの働き蜂(エスコートビー)は中から砂糖を齧って外に出ようと頑張ります]。

 

 

砂糖の少ない働き蜂のみが通れる部屋の穴が先に開通します。

 

 

そうすると、女王蜂により親和性が高いイタリアンの働き蜂が王篭内に入って行きますが、女王蜂はまだ巣箱内に出ることができません。

 

 

王篭内に入ったイタリアンの働き蜂と女王蜂についてきたエスコートビーはこの段階では既になじんでいて、一緒に女王蜂が通れる穴が開いた部屋の砂糖を齧って、女王蜂が巣箱内に出られるように頑張ります。

 

この間、カーニオラン女王蜂の女王物質が、王篭に出入りするイタリアン働き蜂によって巣箱内全体に分配され、カーニオラン女王蜂が王篭から巣箱内に出るころには、全てのイタリアン働き蜂がカーニオラン女王蜂を自分達の女王蜂と認識しています。

 

 

早ければ明日、遅くても明後日にはカーニオラン女王蜂が巣箱内に出て、すぐに産卵が開始されます。

 

産卵開始から21日目にはカーニオラン働き蜂の羽化が始まり、女王蜂移入から2ヶ月ほどで、イタリアン群からカーニオラン群に完全に入れ替わります!!