事実とは当事者から見た1つの主観であって、それが真実とは限らないものだ
昔から自己紹介をするたびによく「趣味はもしかして山登りですか?」と聞かれる。これは私の名前が山登りが趣味であった父が山登りをもじって私に名づけたものであるから聞かれるのだが、実際に私の趣味は山登りであるから困ったものである。
第一作『山』
春の陽光が差し始める3月に私はいつも登って山に状態を見に行く傍ら登っていた。いつも登っているその安心感から普段なら決して歩かないような道を私はなぜか通り、そして落ちてしまった。
しばらくして目が覚めた私は周りを見回し、自分が本道から外れてしまった事を知った。また、先ほどの衝撃で少し足をひねってしまったようだった。けがの手当てをし終えた私はとりあえず下山を目指し近くにあった川を下って行った。
しばらく進むと少し開けた場所に、古めかしい村があり、私は1軒の家にノックしてみた。「すいません、誰かいませんか?」何回かノックしてみても出てこないので、出かけているのだと結論付けて別の家にもノックしてみた。「すいません、誰かいませんか?」と何回かノックしてみても一向に出てこない、よく見ると人の気配がしてこないのだ。そこで私は失礼かと感じながら、家の中に入ってみた。
そこで、私は驚いた。中では普通に人が生活していたのだ。聞こえなかったのかと思い「勝手入ってすいませんでした」と声をかけてみたが、相手はまるで私がいないかのような態度であった。警戒されているのかなと思い、私はその家を後にした。しかし、村に住む人全員が同じ反応であった。途方に暮れながら私はある事実に気が付いた。痛めた足だけではなく痛めてないはずの足の感覚もないのだ。これはまずいと思い、私は近くにあった薬局でシップを買おうとその店に行った。
薬局に入って私は一人の少女と目があった。私は初めて会話が出来るかもと高揚し少女に話しかけようとした。その矢先に少女はいきなり大きな声で「出てって!!」と叫んだのである。しかしながら、私も状況がつかめないので少女になぜと聞いた。少女は苦々しい顔で「あなたはここにいるはずがないものです」といったきり奥に入って行ってしまった。私はしばらくその少女の言葉の意味を考えていたが、突然恐ろしい仮説にたどり着いた。感覚のない足、村人から見えない私、もしかしたら・・・『私はすでに死んでいるのかもしれない。』そう思った私は急に怖くなり全速力でその村から飛び出し。自分の落ちた場所へと戻っていった。もし仮説が正しいならば私の死体があるはずだ・・・と
自分が落ちた場所にたどり着いた私は自分自身を探そうとしたところに「大丈夫ですか?」と頭上から救助の人の呼びかけがして、私は疲労と安心感から失神してしまった。
その後の話をしよう、聞くところによるとあんな場所に村はあるわけがないらしい。つまり私はあるはずのない村を見ていたことになる、もしくはあの世とこの世を繋ぐような場所だったのかもしれない。
今にしてあの出来事はもしかしたら夢だったのではないかと思う事が多々ある。もしくは、あの時思った通りに死んでいたのが私の方で今はあの世なのではないかと思う事もある。そのたびに私は鏡に自分の姿を映して安心するのだ。「よかった、今日も映っている」と・・・
あの話を思い出していたら不安になってしまった。さて、鏡を見にいくか・・・・・・
昔から自己紹介をするたびによく「趣味はもしかして山登りですか?」と聞かれる。これは私の名前が山登りが趣味であった父が山登りをもじって私に名づけたものであるから聞かれるのだが、実際に私の趣味は山登りであるから困ったものである。
第一作『山』
春の陽光が差し始める3月に私はいつも登って山に状態を見に行く傍ら登っていた。いつも登っているその安心感から普段なら決して歩かないような道を私はなぜか通り、そして落ちてしまった。
しばらくして目が覚めた私は周りを見回し、自分が本道から外れてしまった事を知った。また、先ほどの衝撃で少し足をひねってしまったようだった。けがの手当てをし終えた私はとりあえず下山を目指し近くにあった川を下って行った。
しばらく進むと少し開けた場所に、古めかしい村があり、私は1軒の家にノックしてみた。「すいません、誰かいませんか?」何回かノックしてみても出てこないので、出かけているのだと結論付けて別の家にもノックしてみた。「すいません、誰かいませんか?」と何回かノックしてみても一向に出てこない、よく見ると人の気配がしてこないのだ。そこで私は失礼かと感じながら、家の中に入ってみた。
そこで、私は驚いた。中では普通に人が生活していたのだ。聞こえなかったのかと思い「勝手入ってすいませんでした」と声をかけてみたが、相手はまるで私がいないかのような態度であった。警戒されているのかなと思い、私はその家を後にした。しかし、村に住む人全員が同じ反応であった。途方に暮れながら私はある事実に気が付いた。痛めた足だけではなく痛めてないはずの足の感覚もないのだ。これはまずいと思い、私は近くにあった薬局でシップを買おうとその店に行った。
薬局に入って私は一人の少女と目があった。私は初めて会話が出来るかもと高揚し少女に話しかけようとした。その矢先に少女はいきなり大きな声で「出てって!!」と叫んだのである。しかしながら、私も状況がつかめないので少女になぜと聞いた。少女は苦々しい顔で「あなたはここにいるはずがないものです」といったきり奥に入って行ってしまった。私はしばらくその少女の言葉の意味を考えていたが、突然恐ろしい仮説にたどり着いた。感覚のない足、村人から見えない私、もしかしたら・・・『私はすでに死んでいるのかもしれない。』そう思った私は急に怖くなり全速力でその村から飛び出し。自分の落ちた場所へと戻っていった。もし仮説が正しいならば私の死体があるはずだ・・・と
自分が落ちた場所にたどり着いた私は自分自身を探そうとしたところに「大丈夫ですか?」と頭上から救助の人の呼びかけがして、私は疲労と安心感から失神してしまった。
その後の話をしよう、聞くところによるとあんな場所に村はあるわけがないらしい。つまり私はあるはずのない村を見ていたことになる、もしくはあの世とこの世を繋ぐような場所だったのかもしれない。
今にしてあの出来事はもしかしたら夢だったのではないかと思う事が多々ある。もしくは、あの時思った通りに死んでいたのが私の方で今はあの世なのではないかと思う事もある。そのたびに私は鏡に自分の姿を映して安心するのだ。「よかった、今日も映っている」と・・・
あの話を思い出していたら不安になってしまった。さて、鏡を見にいくか・・・・・・