Photo MUST GO ON♪ -57ページ目

脱輪と灰汁抜き

引っ越し先は山の上。
車で上るには、かなりぐるっと遠回りをすることに。
もう少し近い道はあるのだけど、坂が急すぎてちょっと危うい。

雨の中、荷物運びの帰り。
運転する彼女が「こっちから行ってみよっか♪」と、勝手に近い方の道を下りはじめる。

大丈夫かぁ?と言いつつ、モノは試しと、笑って見てました。

坂を下ったか下りきらないあたりに五叉路。
その上、それぞれの道が、すれ違うことすらママならないような厄介な道幅。
そのうちの一本に宅配便の車が停まっていたことを皮切りに、
狭い狭い坂の道のそれぞれに十数台の車が詰まることに。

どの車から通していくか、けん制し合いながらの膠着状態。
・・・と、それを打ち破るかのように、強引にコチラ側に突っ込んできた車が・・・。
当然、その後の2・3台もなだれ込んでくる。

チェッ…下がってやるか…
とバックしていると突然

ガタンッ!

「あっ・・・」

思わず顔を見合わせる。
道の側を見ると、深い溝が。
・・・車は明らかに斜めに・・・。

これはマズイ・・・。

もっと倒れるかもしれない、と急いで運転席側から2人とも降りようとする。
運転席側の彼女が下りる瞬間、
「オレの重みで、傾きひどくなったらどうしよう」と、漫画みたいなことが頭をよぎる。
動揺したのか、出ようとしているオレにかまわず、扉を閉めようとする彼女。
そのまま「すいませーん!」「すいませーん!」と騒ぎたてる。
俺はとりあえず車の後ろに回る。
駆けつけてくれた人、2人程。

前輪はまだ残っている。

駆けつけてくれた人のうちの一人、なぜか喪服姿の人が
「たぶんこの車、前輪駆動だからいけるかも。」

なるほど・・・。

大人3人、傘もささずに、「せーの」で持ちあげながら「少しずつ前に出して!」

程なく無事生還を果たすことができました。


戻っていく助けてくれた人。
一旦落ち着くために、関係ないとこまで車を誘導しながら、
大声で御礼を言っておきました。


あれだけ車がいた狭い道が、いつも通りに空くまで一息。

「んじゃ、そろそろ行くかい? こっちから。」

「やだ。もう二度と通らない! まだ足ブルブル震えてるもん・・・」


$Photo MUST GO ON♪-ぐつぐつ

水槽の掃除をしながら、流木の灰汁抜きぐつぐつ。