脱輪と灰汁抜き
引っ越し先は山の上。
車で上るには、かなりぐるっと遠回りをすることに。
もう少し近い道はあるのだけど、坂が急すぎてちょっと危うい。
雨の中、荷物運びの帰り。
運転する彼女が「こっちから行ってみよっか♪」と、勝手に近い方の道を下りはじめる。
大丈夫かぁ?と言いつつ、モノは試しと、笑って見てました。
坂を下ったか下りきらないあたりに五叉路。
その上、それぞれの道が、すれ違うことすらママならないような厄介な道幅。
そのうちの一本に宅配便の車が停まっていたことを皮切りに、
狭い狭い坂の道のそれぞれに十数台の車が詰まることに。
どの車から通していくか、けん制し合いながらの膠着状態。
・・・と、それを打ち破るかのように、強引にコチラ側に突っ込んできた車が・・・。
当然、その後の2・3台もなだれ込んでくる。
チェッ…下がってやるか…
とバックしていると突然
ガタンッ!
「あっ・・・」
思わず顔を見合わせる。
道の側を見ると、深い溝が。
・・・車は明らかに斜めに・・・。
これはマズイ・・・。
もっと倒れるかもしれない、と急いで運転席側から2人とも降りようとする。
運転席側の彼女が下りる瞬間、
「オレの重みで、傾きひどくなったらどうしよう」と、漫画みたいなことが頭をよぎる。
動揺したのか、出ようとしているオレにかまわず、扉を閉めようとする彼女。
そのまま「すいませーん!」「すいませーん!」と騒ぎたてる。
俺はとりあえず車の後ろに回る。
駆けつけてくれた人、2人程。
前輪はまだ残っている。
駆けつけてくれた人のうちの一人、なぜか喪服姿の人が
「たぶんこの車、前輪駆動だからいけるかも。」
なるほど・・・。
大人3人、傘もささずに、「せーの」で持ちあげながら「少しずつ前に出して!」
程なく無事生還を果たすことができました。
戻っていく助けてくれた人。
一旦落ち着くために、関係ないとこまで車を誘導しながら、
大声で御礼を言っておきました。
あれだけ車がいた狭い道が、いつも通りに空くまで一息。
「んじゃ、そろそろ行くかい? こっちから。」
「やだ。もう二度と通らない! まだ足ブルブル震えてるもん・・・」

水槽の掃除をしながら、流木の灰汁抜きぐつぐつ。
車で上るには、かなりぐるっと遠回りをすることに。
もう少し近い道はあるのだけど、坂が急すぎてちょっと危うい。
雨の中、荷物運びの帰り。
運転する彼女が「こっちから行ってみよっか♪」と、勝手に近い方の道を下りはじめる。
大丈夫かぁ?と言いつつ、モノは試しと、笑って見てました。
坂を下ったか下りきらないあたりに五叉路。
その上、それぞれの道が、すれ違うことすらママならないような厄介な道幅。
そのうちの一本に宅配便の車が停まっていたことを皮切りに、
狭い狭い坂の道のそれぞれに十数台の車が詰まることに。
どの車から通していくか、けん制し合いながらの膠着状態。
・・・と、それを打ち破るかのように、強引にコチラ側に突っ込んできた車が・・・。
当然、その後の2・3台もなだれ込んでくる。
チェッ…下がってやるか…
とバックしていると突然
ガタンッ!
「あっ・・・」
思わず顔を見合わせる。
道の側を見ると、深い溝が。
・・・車は明らかに斜めに・・・。
これはマズイ・・・。
もっと倒れるかもしれない、と急いで運転席側から2人とも降りようとする。
運転席側の彼女が下りる瞬間、
「オレの重みで、傾きひどくなったらどうしよう」と、漫画みたいなことが頭をよぎる。
動揺したのか、出ようとしているオレにかまわず、扉を閉めようとする彼女。
そのまま「すいませーん!」「すいませーん!」と騒ぎたてる。
俺はとりあえず車の後ろに回る。
駆けつけてくれた人、2人程。
前輪はまだ残っている。
駆けつけてくれた人のうちの一人、なぜか喪服姿の人が
「たぶんこの車、前輪駆動だからいけるかも。」
なるほど・・・。
大人3人、傘もささずに、「せーの」で持ちあげながら「少しずつ前に出して!」
程なく無事生還を果たすことができました。
戻っていく助けてくれた人。
一旦落ち着くために、関係ないとこまで車を誘導しながら、
大声で御礼を言っておきました。
あれだけ車がいた狭い道が、いつも通りに空くまで一息。
「んじゃ、そろそろ行くかい? こっちから。」
「やだ。もう二度と通らない! まだ足ブルブル震えてるもん・・・」

水槽の掃除をしながら、流木の灰汁抜きぐつぐつ。