日本から戻ってみると、私たちが使っていた日本で購入した食器のほとんどは、料理などしたことのない義理の妹の大きな台所の装飾品として持ち去られてしまい、ほとんど何も残っておらず呆然 もちろん大ウソつきの義理の家族たちは「そんなもの見たこともない。」と知らん顔
ワンコやニャンコたちと一緒に住めるところが見つかればすぐにでも引っ越しするつもりなので、台所用品も食器も今いるとこでは最低限の必要なものだけを揃える。
ただし私たちの宝物ユーラのコーヒーマシーンと国旗マグカップだけは、私の命令により夫が自分の部屋に持ち込んで死守したそうで、それだけは良かった
ちなみに夫は知り合いに妻は長期で日本に帰国したと話した時、知り合いはめちゃくちゃ羨ましがり、僕の妻もどこか長期で出かけてくれたらいいなと遠い目をしたそうな。すると我が夫は、『近くにはいないのだが、地球の反対側からスカイプであれしろこれしろ
とずっと命令されているから同じ状況なんだ』と肩をすくめて答えたそうな
このユーラのコーヒーマシーンのコーヒーを飲むと、もう外でコーヒーを飲みたいとは思わなくなるほど美味しい。エスプレッソもソイラテも自宅で飲める贅沢 私たちは食べるものにしかお金をかけない(かけられない?)主義。
ペットがいるから旅行もしないし、身の回りをブランドで飾るほど見栄っ張りでもなく、テレビもない。多分このコーヒーマシーンが私たちにとっての唯一の贅沢品だ。
今住んでいるこのフラットの前の住民たちも料理などしたことがないのか、備え付けのクッキングヒーターは使われないままさびつきお湯も沸かせないため、電磁調理器とついでにスムージーメイカーまで購入してしまった。ちなみに猫の手の鍋つかみは横浜で購入した自分用のお土産なのだが、最後の一つでもう片方欲しかった‥。
私がアレルギー持ちのこともあって、洗剤やハンドソープなどは体にも環境にも優しいものだけを使用している。そして私たちが食べるものはすべて無添加とか有機野菜。少々値段は高いけど料理苦手なこともあり朝とお昼は美味しいパンをトーストやサンドイッチにし、夜は一汁三菜の食事だけ。手の込んだものは何も作れないけど、飽きずに美味しく頂ければそれでいい。
何しろこの国もモンサント社の枯れ葉剤、ラウンドアップが散布される中で育つ遺伝子組み替えの安い農作物がスーパーに所狭しと並んでいるのだ。 だから意識の高い人たちは毎年モンサント社に反対するデモに参加し、安全な食品を選ぶし、自然食品スーパーがこの田舎にもどんどんできている。
日本オランダベルギーの国旗マグは話のネタになるかなと思って昔横浜で購入したけど、製造販売していた会社が倒産してしまったそうで、もう手に入らないとか。もっといろんな国のも買っておけばよかったかな。
とりあえず必要なお皿やカップなどはだいたい3つずつ白いもので揃えたが、国旗マグの隣のオランダのPip Studio社のプレッツエルボウルも買ってみた。ボウルに小鳥の絵柄が浮き出ている。この会社のデザインはキッチュで可愛いのでベルギーでもとても人気がある。他にもシーツや洋服などもあって、見ているだけでも楽しいのでいつもウエブでチェックをしているのだ
でも料理が苦手で頑張るつもりもないし、食器にこだわりもない
きっと仮住まい先に引越ししてもやはり食器は少なく食器棚はガラガラのままだ。これを人はミニマリストとでも呼ぶのだろうか?