昨日の夜にビリヤードに行った。

休日の夜に数時間ビリヤードをしたのは久し振り。
まだまだ腕は落ちていないと実感。

久し振りにあった友人もいたりして(^^;)

その友人の一人は、ビリヤードのレベルはまだまだなのですが、頑張って上手くなろうと努力している。
その彼から、「一緒に球撞きしてください」と申し出があったので、もちろん時間もあったし、一緒にやりました。

結果は彼の惨敗。 
私からすれば、当然の結果です。

一度も彼が勝つことはありませんでした。
でも頑張っていました。


彼は私にビリヤードを始める前に、「しばらく入院していて、ビリヤードから離れていたんで、詳しいことは○○さんに聞いてくれ」と・・・

私の親友からビリヤード仲間の一人が不治の病になったと聞いていたが、まだその時はしらなかったけど、彼がHIVに感染した友人だと気付いた。

私は、「そうか、どこか悪かったの?」って言っただけ。

それ以上は聞きませんでした・・・。
いつか彼が私に話してくれるまでは・・・と・

ゲームが終わってから、彼に一言だけ私が言った言葉は、

「お前が生きている限り、ビリヤードを続けている限り、絶対に負けないし、手加減もしない。 だから挑戦し続けておいで。 いつまでも乗り越えられない壁になっていてやる。 ・・・でもいつか俺に勝つことができたなら・・・その壁を乗り越えられた日が来たなら・・・きっとお前は変われるから・・・報われる日がくるから・・・。 それはビリヤードだけじゃないからね! お前だけの輝きを俺に見せて!」と・・・。


まるで自分に言い聞かすように、彼に伝えた。

彼の背中に思いっきり張り手をして、心の中で「頑張れ!」と。

なんであんな良い奴が、不治の病に。
残念でならない。

すごく残念だ・・・。

彼は自分が不治の病に侵されていることを私には微塵にも見せず、いつも通りの振る舞いをしていた。
もちろん私もですけどね。

人それぞれにはいろんな試練がある。
乗り越えてゆかなければならない試練がほとんど・・・。

頑張って生きている人に、報われる世界であってほしい。
本当にそう思った・・・。