初めまして。システム開発部の井上です。
今回は私が皆さんにおすすめしたい本について紹介します。
なお、このブログを読んでくださっている方の中には、
字だけの本に抵抗がある方もいるかもしれません。
その中で私は、そういう方達に活字の良さを知ってもらいたいので、
あえて絵文字も写真も使わずに、
作品の面白さを紹介したいと思います。
もし途中でつまらないと思った方は読み飛ばしてください。
私が今回紹介するのは東野圭吾さんの『虹を操る少年』という作品です。
東野圭吾さんといえば、探偵ガリレオシリーズや加賀恭一郎シリーズなど
映像化された作品も多いですが、私はあえて、この作品を紹介します。
私個人としては、東野さんの作品の中で一番好きな作品なのですが、
同時に一番映像化が難しい作品だとも考えています。
話のあらすじは以下のようなものです。
天才的な頭脳と色彩感覚を持つ少年が、
音で楽しむ『音楽』ではなく、
光で楽しむ『光楽』というものを作り出す。
様々な問題を抱える若者達が『光楽』に魅せられ集まっていき、
遂には世間に大きな影響を与えるようになる。
しかし、それをよく思わない大人達が
『光楽』を排除しようと様々な陰謀を巡らせる。
というのが作品のあらすじです。
若干ファンタジー要素が入った珍しいタイプのミステリー作品、
というのが私の所感です。
話の中心であり、一番重要なのが『光楽』なのですが、
これこそが、私がこの作品が一番映像化が難しいと考える原因です。
つまり、この作品を映像化しようとすれば、
『光楽』を実際に作る必要があります。
単にライトをピカピカさせるだけではダメだというのは
作品中でも語られており、この作品の映像化はほぼ無理だと考えています。
それ以外にも『光楽』の影響により少しずつ変わっていく若者達、
その変化を恐れる親達、そしてその不安を煽り、
自分達の思うままに操ろうとする大人達の人間関係など、
楽しんで読むことができます。
残念なのは、シリーズ化されておらず、
一作品のみで完結してしまっている点です。
個人的にはラストのさらに後にどのようになっているのか
気になったりもします。
他の作品と少し違った新鮮なジャンルの作品なので、
皆さんもぜひ読んでみてください。
自分の駄文に付き合ってくださり、ありがとうございました。