詩の解釈について書いています。
読んでおもしろくないので先に謝らせてください。
申し訳ありません🙇
「私と小鳥と鈴と」という有名な詩があります。それぞれの個性に良いところがあるとうたった詩として、プラスのイメージで捉えられていることが多いように思います
わたしはこの詩を、個性尊重の啓発として理解することはできましたが、プラスのイメージがすぐには詩から湧いてこなかったので、どうやらこの詩はずいぶん明るく捉えられているらしいと気づいたときは、内心はけっこう驚いてしまいましたあれ?捉え方間違ってた??と焦る感じですかね…
わたしは飛べないけど→小鳥は走れない
わたしは鳴らないけど→鈴は歌を知らない
というように進んでいく詩です。
実は、わたしには作者の苦しい心の叫びのように聞こえるんです否定の「ない」が多いですから。
「わたしは~ができないけど、わたしができることが他の人はできないよね。(だから私を否定しないでほしい)」というように聞こえるわけです。
うーん…「みんなちがってみんないい」なのか「みんなちがってみんなだめ」なのか、一瞬わからなくなる…いや、考えたらもちろんわかるんですよ
これが
わたしは走れるし→小鳥は飛べる
わたしは歌がわかるし→鈴は綺麗に鳴る
だと、ずいぶん穏やかな感じがします。
でも、それじゃあ詩としてちっともおもしろくないよなあ。
みんなちがってみんないいとしめくくるところが、この詩の一番の魅力なんだと思います。
人はできないこともあれば足りないところもある。そして、他人にはない魅力がある。できるできないは努力だけではかれるものでもない。だから、できないことは誰にでもあるけど、みんなちがってみんないい。
この詩が良い詩として広く認識されているのは、なかなかそうもいかない現実があるからだとも思います。
やっぱりいい詩ですね
また載せられたらと思います