まだまだ快調、イレッサ4日目 | 一トローンボン吹きの肺がん対峙記

一トローンボン吹きの肺がん対峙記

初期の肺ガンが見つかって手術。その後2年半経って再発、放射線治療。7ヵ月後に副腎転移。標準治療、標準外にかかわらず最適な治療法を模索し続けるアマチュア・ジャズ・トロンボーン吹きの記録。

イレッサを服用して4日が経過。
まだ副作用らしきものが現れてはいない。
このまま2週間の入院期間が過ぎてくれれば良いのだが。

投与前の説明では副作用の現れ方は人によって様々。
直ぐに現れる人もいるし、4日目くらいから出る人も。
また4ヶ月経ってから間質性肺炎が出た人もいると聞いた。
楽観視してはいけないな。

ところで今日インターネットでがん情報を探っていたら、
日本の抗がん剤の先駆者である
都立駒込病院、院長の佐々木常雄さんのコラムに突き当たった。
その中にちょっと気になった記述があった。


≪~20世紀の後半は、がんという病名を告知していても、そして、治療法がなくなっても、「もう治療法はありません」とは言わない時代でした。
「いま、体調が悪いので、体力がつくまで待ちましょう。いま、体がきついので、「抗がん剤を少量でやってみましょう」と言って希望を持たせました。。休眠療法などと言って、抗がん剤少量投与法が流行った時代でもありました。確かに少量でも効いた患者さんはいたのです。」≫
と記されている。

そして
「21世紀に入って、治療は患者自身が選ぶ自己決定権が当然の時代になってきた。学会では治療のガイドラインをつくり標準治療を示し誰でも標準治療を受けられる時代になってきた。」
云々ということが述べられていた。

この記述は僕が昨年末、再発が判ったときに
セカンドオピニオンを求めた、
低用量抗がん剤治療で有名な梅澤医師の考え方と180°違う。

一度は標準治療ではない放射線治療にかけたが、
その後転移し、今はイレッサでの標準治療を受けている。
しかし、イレッサが奏功しなかったり、
奏功しても次第にその効力が無くなってきた場合の
次善の策は常に探っています。
その場合の選択肢には梅澤医師の治療も入れています。

何にしてもがん治療についての情報を収集していると、
本当に色んな意見にぶち当たります。

何が自分にとって最適か。
じっくり見極める必要がある。