100歳を超える高齢でありながら、

 

現役医師として活躍していることで有名な

 

日野原重明(ひのはらしげあき)さんが、

 

105歳でお亡くなりになりましたね。

 

 

延命治療を断り、

 

その人生に幕を引いたそうです。

 

 

彼の遺した言葉の数々には、

 

これからの時代を生きていく僕たちへの

 

愛であふれていると感じました。

 

 

 

自分の時間をどう使うか

 

 

小学校で講演をされていたとき、

 

命とは時間であるという話が出ました。

 

 

「大人になったら、

 

自分が死ぬまでに使える時間を、

 

誰か困っている人のために使うときがくる」

 

 

これって、素敵な表現だと思います。

 

 

日野原さんは、

 

困っている人のために

 

医師という仕事を全うされたわけですから、

 

すごく言葉の重みがありました。

 

 

自分が使える時間を、

 

困っている人のために使う。

 

 

それは「仕事」の定義

 

そのものではないでしょうか。

 

 

仕事をして目先のお金を稼ぐことの

 

イメージが強い今の社会において、

 

もう一度仕事と時間の使い方について、

 

深く考えさせられるようなお言葉でした。

 

 

命とは、使える時間のこと。

 

 

今自分がしていることに、

 

命を使っている。

 

 

そういう意識で見てみると、

 

「生き方」という大きなテーマも

 

見直すきっかけになります。

 

 

今の命の使い方に、

 

満足しているだろうか。

 

 

本当に命を捧げたいものは、

 

なんなのだろうか。

 

 

「命」という重みのある言葉に

 

置き換えることによって、

 

もう少し踏み込んだ本質的な

 

考えができるようになります。

 

 

 

与えるということ

 

 

もう一つ、

 

日野原さんのお話で

 

僕の心に響いたことがありました。

 

 

「富や財産など、

 

外側で手に入れたものを

 

持って死ぬことはできない。

 

真の希望は、心の中にあるもの。

 

希望を失った友に、

 

自分が持っている希望を分け与えよう。」

 

 

という内容だったと思います。

 

 

困っている人のために、

 

自分の時間を使うこと。

 

 

希望をなくした人に、

 

それを分け与えること。

 

 

105年を生き切った彼から

 

僕が学んだことは、

 

「人生の本質とは、

 

人に与えることである」

 

ということです。

 

 

特に、嬉しい、楽しいという気持ちを。

 

 

周りの人にたくさんそれを

 

与え続けることができたら、

 

自他ともに幸せな生き方に

 

なると思えます。

 

 

みなさんは、

 

どんなメッセージを受け取ったでしょうか。

 

 

日野原重明さんのご冥福を

 

心よりお祈り申し上げることで、

 

結びとさせていただきます。

 

 

 

 

 

Fortune Therapy     湊 夕季

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