コイバナ
恋花

「恋から愛へと向かうとき」



仕事中に彼を想うことが
ないように
チャンネルを切り替えて
いるつもりでしたが


思わぬことで
彼の優しい笑顔が
不意に思い浮かんで
しまいました


いつも可愛がって下さり
彼との事をご存知の
Y先輩が
「京子さん嬉しそうね」と
微笑んで優しくおっしゃり
私は耳が熱くなるのを
感じました…

(〃-〃)









彼とお付き合いを始めて
程なく遠距離恋愛となり
その殆どの時間が
文通と電話でしたが



その距離や時間が
彼と私に多くのものを与え
更に気付かせながら
ゆっくりと二人の気持ちを
育むことが出来て
遠距離恋愛は私たちには
向いていたように
今でも思います



親友のM美ちゃんが
「京子たちは山口百恵さんの
冬の色みたいだよね」
といつも言っていた事も
思い出しました


彼と私の思いは
ただ、ただ、
お互いを大切にしたい
それが同じだったと
思います



恋を大切に育みながら
結婚に向けて
一つ、一つ、
丁寧に進めていました


挙式の日取りも決まり
お仲人を立てて
結納が行われました



結婚指輪を二人で選びに
行ったとき


お互いを愛し
お互いを慈しむ事を
神様に誓い


その証に
指輪を交換するのだと思うと
結婚指輪は
恋から愛へ向かう力でも
あるのだと思いました


恋することは
彼との出会いから
3年半の歳月の中で
ときめく気持ちや
心待ちにする思いなどで
教えてくれたように
思います



愛することは
彼と共にする長い道のりで
学び育んでゆくものだと
思いました




挙式まであと半年と
なりました






つづく




**・*・*・*・*・**


運命の人というのは


命の人と書くから
人生を共に生きる相手の人が


それぞれに
運命の人
なのですね…








女はであれ
賢く優しいとなれ

**+.° ♡ °.+**










一瞬


一生