もう何年も娘が北海道 帯広の街で一人住まいを続けているので 四季ごとに夫婦で何かに託けて出
かけることにしています。そのついでに 帯広圏内の温泉地をアチコチ尋ね歩いたり 帯広市内にも一級
温泉が点在してるのでその都度 娘の情報を頼りに夕方の温泉巡りもついでに楽しんだりしています。
今回は信奉する松田温泉教授の「日本百名湯」初回版(2002年6月)に北海道地区とし7湯が挙げられて
いますがまだ未踏破だった「養老牛温泉」を尋ねることにしました。残るは「朝日温泉」だけになりましたが
来年のお楽しみに温存することにしました。
松田教授は「日本百名湯」最新版を2004年12月に発表し 9湯としてありますが いずれも北海道を代表
するにふさわしい三拍子揃った名湯には違いありません。
登別・定山渓・洞爺湖・ニセコ温泉郷・菅野・養老牛・朝日温泉・・・・初回版に挙げられた7湯
層雲峡・十勝岳・丸駒・平磯・定山渓・登別・ニセコ温泉郷・銀婚湯・湯の川・・・最新版に挙げられた
9湯
初回版 7湯 最新版 9湯 重複の3湯とすれば 日本百名湯の北海道版は13湯を目指せばいいことになり
ます。・・となると 未踏破は朝日温泉と平磯温泉になりました。
①帯広空港からシャトルバスは北海道ホテル着 ② 翌日 道東へ 途中札幌行きの特急に・・・
⑤ オンネトー湖畔で・・・ ⑥ オンネトー温泉旅館「景福」での立ち寄り湯
⑦ 「景福」の内湯 足元の小石の間から源泉が・・ ⑧ 乳白色の露天風呂は半混浴です。
⑨ 摩周交差点の洒落たカフェーで一休み・・・ ⑩ 渇きに一番・・・サッポロ黒ラベルが一番
今朝は早めの行動開始です。帯広から幕別・池田町を通過し 242号線沿いに足寄旧駅前を右折 241号
足寄国道を阿寒湖を目指すルートです。丁度 幕別の根室本線踏み切りで特急列車に遭遇 急いでカメラ
構えましたが 構図の先に収まってくれました。(上記 ② 画像) 釧路発 07:39 白糠・浦幌に停車し
池田着 08:51 帯広には09:06着の、<スーパー特急 おおぞら2号>です。札幌には11:31着です。
デジタルカメラの収録データーによると撮影時間は 09:01 ですので帯広駅到着 5分前の映像を捉えて
ことになりました。
足寄で小休止。以前お邪魔した旧足寄駅も今では閉鎖されて寂しい佇まいです。線路が構内で鉄柵遮断
されていたり(上記 ③ 画像) ガランとした構内と周辺の景色も淀んで見えました。デミオは241号を北上
いつものカフェー「クマゲラ」でコーヒーストップ 店内から足寄国道を望むと正しく一幅の日本画・・・錦秋
の季節なら見事な「秋色吐息」想像してシャッター切りました。(上記 ④ 画像)
足寄国道寸景でのお勧めは「オンネートー湖」でしょうか・・・何時も雌阿寒岳を映している湖面の虹色変化
は見られるだろうか・・・が 曇天なので諦めて付近の 雌阿寒温泉の「景福」の立ち寄り湯お願いすること
にしました。以前は隣の 野中温泉の濁り湯に浸かったので 今回は景福の2種類の源泉を楽しむことに
しました。内湯(画像 ⑦ )は無色透明な源泉が足元の小石の間からフツフツと湧き上がってきます。ホント
これが至福のひと時です。露天風呂(画像 ⑧ )は結構な広さで半混浴とか・・・誰もいないので硫黄泉の
独り占めのラッキー状態に・・・摩周交差点のお洒落なブテック・カフェーで小休止。 運転は娘に任せて毎度
の黒ラベルで心身共の休憩モードに・・・(画像 ⑨⑩ )
⑪ 今日の宿は養老牛温泉「だいいち」 ⑫ その フロント
⑬ ご自慢 河畔の露天風呂 ⑭ 丸太の湯船 川風が気持ちいい!!
⑮ 切り株の露天風呂 創作品・・・ ⑯ 川面と一体のもう一つの露天風呂
⑰ これぞ傑作内湯 本格木造り本邦代表 ⑱ ふんだんに木の香り 廊下も美術館
⑲ 小雨の「だいいち」 正面玄関を望む ⑳ カンバン娘 <いちちゃん>
今夜の夕餉膳です。
朝のご挨拶・・・
養老牛温泉・・・・・アイヌの人々によって発見された300年の歴史ある温泉。野鳥のさえずりと
川のせせらぎだけが耳に優しく響き渡る・・・摩周湖のように 澄んだ湯を堪能!
養老牛温泉は広大な根釧原野の北のはずれ、標津岳の南麓の沢に湯煙をあげる。
温泉の発見は300年前に遡り、古くからアイヌの人々の憩いの場であったようだ。旅館
の開業は大正9年。現在はモンシベツの渓谷沿いに4軒が固まっている。その一軒、木造
2階建ての「ホテル大一」の創業は昭和6年である。
(松田 忠徳著 「日本百名湯」より抜粋)
北海道の奥地にある宿としては珍しく、。浴場、部屋、ロビーなど常に改装を重ねている。
建物は白く塗られたペンション風。27室ある館内は木のぬくもりにあふれ、それだけで
心安らぐ思いがする。
露天風呂も魅力である。モンシベツ川の流れにせり出すように造られており、岩から少し
身を乗り出せば、川の流れとの一体感が味わえる。自然湧出の含石膏食塩泉は裏手に
ある摩周湖のように澄明で美しい。・・(中略)・・(松田 忠徳著 「日本全国温泉ガイド」より
宿の周辺は野生小動物の天国とか・・・シマフクロウは丁度 夕食を過ぎた夜 9時~11時
頃 ロビーから川岸辺りにお出ましらしいが 当夜はお休みの様子でした。その代わり翌朝
エゾクロテンちゃんの朝の挨拶頂戴して・・・ハッピー気分に・・・
道東の展望台 「開洋台」へ迂回 360度の視界に感激!!
遠く 大雪連峰か知床連山か・・・ まっすぐな道路にこれまた 感激!!
野付風蓮道立自然公園 別海町 世界遺産「トドワラ」の立ち木風化の景色
川湯温泉駅前の銭湯 体験入浴済み 川湯温泉駅舎
旧駅長室 今 カフエー・・・
川湯温泉の熱源 硫黄山 その山肌から上がる硫黄煙
その ロビー風景 夕餉膳 どこにもある食材で・・・
露天風呂へ・・・ 朝日の湯宿・・温泉はよかったです。
川湯温泉・・・・・火山の恵みを受けた療養の湯が情緒漂う街に川となって流れ込む・・・・・・
世界最大級の屈斜路カルデラの中心部に古い歴史を刻む温泉街。今も白煙を上げている
硫黄山を熱源とし、豊富な湯量を誇っています。「川湯」という名の通り、山の麓から地中を
南下した湯が川として湧き出し、アチコチに湯気を立ち上げています。
泉質は日本には数少ない強酸性硫化水素を含む明礬・緑礬泉である。群馬県の草津温泉
と同じ泉質であり 療養泉として湯治客にも親しまれています。硫黄泉 40~65度
屈斜路湖 和琴半島の「三香温泉」入浴 その 温度差3槽の湯船で・・・
帯広への帰路 双湖台の母子 池田町の名物 アイスクリームで一休み
旅の終わりも 「北海道ホテル」 家族みんなのお気に入りホテルです
空港へのシャトルバス待ちにランチ・・・
今回の親子3人の旅・・・何回目かの温泉湯巡り 2泊3日の走行距離は・・・610Kmでした。お疲れサマ・・・