客車に乗り込むと窓がない部分を使って上部専用鉄道の案内板が。

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それと、係りの方のアドリブ&オリジナルファイルの資料を交えた解説を聞くうちに、
この鉄道のすさまじさを知ることになります。
そしてうる覚えの予備知識とともに、列車はこの鉄道の核心へ。

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いよいよその時が近づくと、走行中ながら、案内係の方が手動のドアを開けてくれました。

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そして・・・

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ここが上部軌道の核心、「高熱隧道」です。

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その名の通り、異常な熱を持った区間。
工事中には掘り進むにつれ温度が上がり、100度を軽く突破したとか。
しかし、時代は昭和初期。対処する方法もなければ、掘り進む機械もなく、
ただひたすらに背中から水をかけて工夫が掘り進んだとか。
あまりの熱さにダイナマイトが自然発火するほどだったそうです。
(もちろん、それが原因でお亡くなりになった方もいます。)

ダムの完成後は近接する別のトンネルを通る水がこのトンネルを冷やしてくれることもあり、
自分が取った時もサウナにいるような程度。ただ、これでもこの日は涼しい方なんだそうです。
今でも、水が止まるとトンネルの出口からはすさまじい蒸気が湧くんだとか。

そのために客車は耐熱仕様で、機関車も蓄電池なんです。
(ガソリンだと引火の危険がありますし、高温多湿なので架線も使い物にならないのでしょう。)
そんな特殊な客車はアルナ工機の製造でした。

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ちなみに、このトンネルの建設にまつわる逸話はそれだけではありません。
にわかに信じられない話ですが、作業中には外にあった小屋が、雪崩に襲われそのまま尾根を一つ越え、
さらに奥の山肌にぶつかって、中にいた作業人100人弱亡くなったそうです。

本当にこの鉄道は信じられないような犠牲の上に完成した鉄道です。
このあたりの話についてはその名もずばり「高熱隧道」という小説に詳しく書かれていますので、
ご興味ある方はぜひ一度ご覧くださいませ。

そして列車は、初めて地上に。

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とはいうものの、実は橋の上。
この鉄道は、地平を走るということはありません。
そして橋の上で列車は停車。

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実は橋の上が駅になっているんです。その名は仙人谷駅。
普通のお客さんはもちろん乗降できませんが、ちゃんと駅名票と時刻表が。

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そして目の前には仙人台ダム。

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ここに来て、この景色を眺められるのは、この鉄道に乗るか、水平歩道と呼ばれるこれまたとんでもない登山道を通っていけなければなりません。
ちなみに水平歩道はこんなところだそうです。
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B4%E5%B9%B3%E6%AD%A9%E9%81%93
 http://matome.naver.jp/odai/2136880195800698301
 http://image.search.yahoo.co.jp/search?ei=UTF-8&fr=top_ga1_sa&p=%E6%B0%B4%E5%B9%B3%E6%AD%A9%E9%81%93
正直、命の危険すら覚えます…(実際毎年転落して亡くなる方がいらっしゃるそうで…)

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そんなところに、安全に来れるのもこの鉄道があってこそ。
発車時間まで周りの景色を焼き付けます。

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その間、機関車も小休止。

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再び続く闇に備えます。

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ちなみにこの駅は本来は近隣にある関西電力の宿舎に滞在する従業員の交代のために使われるそうです。
さて、そろそろ時間が来たようです。

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いざ、出発。

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出発するとすぐに再びトンネルの闇に包まれます。
そして通過したこの場所。

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何の変哲もない場所ですが、実はここが中島みゆきが紅白で歌った場所だったんだそう。
大みそかにこんなところまで来たんだ…というのが率直な感想。
スタッフ含め、対応がとても大変だったそうです。。。