爺ちゃんが認知症になって2年。
爺ちゃんの生活は
毎日ベットに座ってテレビを見ること
朝か夜か分からず眠くなったら寝る。
ご飯は、婆ちゃんと2人で。
前は、
納屋を片付けたり
畑の草むしったり
部屋を片付けたり
新聞読んだり
(一応形にはなっとるけど…レベルで)
しとった。
だけど、もう
食べるか
寝るか
ぼーっとテレビ見る事しか
もう出来なくなっていった。
暇そうでさ、
私は
夜景を見に誘った。
爺ちゃんの車を運転して
家から少し遠めの
「海王丸パーク」
に到着。
爺ちゃんって
昔の趣味で
一眼カメラ撮影してた。
爺ちゃんからプレゼントで買ってもらった
カメラ。
それで爺ちゃんを映した。
認知症になって段々と笑顔がなくなる中で
久しぶりに見た笑顔(身バレのため後ろ姿)
私、写真撮ってて本当に幸せやった。
本当に行ってよかった。
その後はずっと
「海王丸パーク楽しかったね」
と話すようになった。
あー本当に良かったなと。
「また行こうね」
ってずっと言っとったけど
最初で最後。
これが本当にショックやった。
なんでか、
それは
丁度、1年後に死んでしまうんやもん。
爺ちゃんが
とびっきりの笑顔になった
その写真。
それは遺影となりました。
遺影選択はまたいつか
私の心が持ちませんので
いつも
海王丸パークは
私と爺ちゃんの思い出の場所です。
いつもありがとうございます。