Forgotten-word
振り返る事が切なくて
忘れたふりをすると
そのまま視得なくなって
そのまま
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空虚

鬱蒼と茂る緑の中
古ぼけた廃墟

戸を開けるのを躊躇って
いつまでも一歩踏み出せないでいる

好奇心は何処へ行ってしまったんだ
僕の中の大事な何かは
音をたてずに静かに死んで行った

ずっと待ってるまだ出逢えてない君を
いつまで此所で待ってたらいいんだろう

書いて消してまた描く
気付いたら総て消してしまって

僕の中の何かは確実に殺してしまって
まだ出逢えてない最期で最初の君を待ってる



懐かしい音

道標ももたないまま
見つけられずに 彷徨う事も出来ない
何処にいけるのかも 何処迄しかいけないのかも
毎日が永く そして一瞬にして終わる事も


記された道を音で知る
遠い記憶を呼び醒ます

レールが外れる

この音を昔聴いた
聴く迄はそれさえも もう記憶になかったのに

流れる様な光が差し込む
観た事の在る風景が僕の前を通り過ぎてとまる

いつ迄魅せてくれるのだろう

最初で最後の音を

残像

久しぶりに降りたったこの場所に
何年か前、毎日の様に待ち合わせをした

僕には似合わないこのハイソな町
お金に魅入られたこの町

想い出は懐かしく
この似合わないハイソな町を
君は愛しいと思わせてくれた

君がこの町で一生懸命働いて
僕を呼ぶ声も

君の働いている姿も
総てもう残像でしかないけど

久しぶりに降り立ったこの街に
君を君の残像をいつだって見つけられる

無い物ねだり

陽炎が揺れる
昊をつつみ込む

影が伸びる
足から離れ、君は何処に行くの?

手に入れた穏やかな日々は
少しずつ僕を蝕んだ

世間は絶え間なく瞬間を行きているのに
僕だけ停まった時間の中

何も出来ない

過去の僕が栄光を掴んでいる
手に持っているのは観た事もない望んでも居ないトロフィー

年を重ねて見失ったものは一体なんだ
時だけが流れる

僕は停まったまま

斜め45°

同じ玄関の前 二人でドアにお辞儀をする
斜め45° 君の顔はもう視得ない

或の頃 書き留めた事が総て陳腐なものに変わった気がして
重い荷物を転がし エレベータ乗り込む

左右から閉まるドアの向こう
いつも暖かい匂いがしていた
僕の居場所は此所だと そう信じて疑わなかった。

君と歩いた総ての日々が
君とふんだ数々の国々の地面が

今となって乾いた地面に思える
いつか それも想い出になって 
感慨にふけ こんなこともあったなあ
と思うのだろうか

或の時 書き留めた陳腐な言葉は
経験してないから うまいこと書けたのかなあ

今となってはもうわからないけど

荷物を持って車に乗り込む
僕らの住んでたマンションに斜め45°お辞儀をする

かぜ

帰り道のコンビニで
乾いた喉を潤してあげようと立ち寄る

とても懐かしい風が吹いていた
風に乗って何年も忘れてた感情が顔をだす

とても小さく
とても儚く

買いたい飲みものが見つからない
いつも何が欲しいのかわからない

最初から何が欲しいのかなんて
決まってなんかいなかった


自分で探すのを諦め
流れに身を委ね

目を閉じた
懐かしい風が囁く

消えかけたこの想いを
運んでくれる誰かをずっと待っている


最初から何が欲しいのかなんて
わかってなんかいなかった


手に取ったのは甘いお酒
今日は誰かをどうか癒してくれます様に


消えかけた想いは懐かしい風に乗って

パンドラの箱

痛い程晴天の窓の中
置き忘れた箱を探す

自らの秘密を封じ込めた小さな箱
歪んだ記憶と嫉妬にまみれ
沈んでいく箱

開けないで
僕の知らない総てを見ないで

君は無邪気に箱を開ける
見えたものは何?

パンドラの箱は希望が残った
君がみた僕の中に希望はみえたの?

僕は目を閉じた
そのまま闇に包まれた

呼んで
連れ出して
何処だっていい

禁忌なら犯そう
君の為に

取り戻したいもの

何が真実か
誰を信じれば良いのか
闇に墜ち考える

この場所で試行錯誤して笑顔は産まれるのか
使い捨てのものとして
今迄動いてきたわけじゃない
自分の事ならまだしも
誰かにそれをさせるこの場所が
負としか思えない

外は広いし
世界は広いのに

早退した
ふと寄ってみた本屋で気付くなんて

もっと色々観たいし
飛び込みたいし
遊びたいし
沢山欲があるのに
忘れてた

取り戻そう

好きな歌詞


この歌詞凄くしみる$Forgotten-word

最後の我が儘

一度しか想わない最後の我が儘
足がつかない地で手探りでさがした

証を持っているから
細い糸でも信じて繋いでいられる

願わくば、最後の我が儘
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