ちいさな僕へ
柴田淳 ちいさなぼくへ
小さな子供の頃の僕。
今の時代が、今の僕が、忘れてしまった、真っ直ぐな気持ち。
なにか大きなモノに、包まれて生きていた様な気がする。
今の僕は、何か何処かで、斜めに構えていて、
人や、世の中に、文句ばかり言って、
全ての物事を、人の、誰かのせいにしてみたりして。
それでいて、自分は臆病者で、何も出来やしない。
人を心から愛し、信じ、日常に幸せを感じて、
真っ直ぐに、進んで行こうと、するのならば、
さまざまな、今が、きっと変っていくのだろう。
さまざまな、今が、きっとうまくいくのだろう。
とまったままの時計は、進みだすのだろう。
ゆっくり早く・・・
今何時?
プラス思考なんて、言葉があるけれど、
何も、無理やりプラスに考える必要はないと思う。
逆に、マイナス思考ってヤツを維持するのって、結構つらい。
だから、ゼロでいいんだと思う。
言葉は悪いが、何も考えず、
何かを信じて、がむしゃらに真っ向勝負。
そこに、突破口が、あるのかも知れない。
最後の勝負は、ど真ん中、直球ストレート。
ガツンとやられちまったら、、、
また違うマウンドに、あがればいいんだよ。
今日は、あたたかく、おだやかな一日だった。
散った桜が、ちょっぴり遅い春を運んでくれたのだろうか。
今ここに、生きてる証など、何一つ無い。
だからきっと、普通にある笑顔が、それを気付かせてくれるのだろう。
今、ちいさな僕は、確かに生きている。
それでいいんだ・・・