夏祭り | 笑顔のスナフキンの悲喜語り

夏祭り

君の髪の香りはじけた

浴衣姿がまぶしすぎて

お祭りの夜は胸が騒いだよ



はぐれそうな人ごみの中

「はなれないで」出しかけた手を

ポケットに入れて握りしめていた・・・


子供みたい 金魚すくいに

夢中になって 袖がぬれてる

無邪気な横顔が とても可愛いくて



線香花火マッチをつけて

色んな事話したけれど

好きだって事が言えなかった



君がいた夏は 遠い夢の中

空に消えてった 打ち上げ花火






子供の頃の夏祭り。

数日前から指折り数え、、、

数百円の使い道を考えていた。



やきそば、たこ焼き、綿菓子、あんず、、、

射的に、輪投げに、金魚すくい。。。



でも、子供心に、、、

やっと手に入れた金魚が、数日で亡くなる事を知っていた。

楽しい時間に、終わりが来る事を知っていたんだ。



大人になった僕は、、、

楽しい日々の終わりを、何度も経験した。

そして思い出は、打ち上げ花火のように、夜空に消えてった。



あの頃の僕は、祭りが終わると、早くも来年の祭りを待った。

来年も、再来年も、永遠にお祭りは続くと信じていた。



人生という名のお祭りも、永遠に続くと信じている。





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