参院選が終わり予想通りといってよいのか民主が大敗し過半数割れとなりました。
相変わらず日本の政治に関するニュースは為替には殆ど影響はないと思ってよいでしょう。
依然芸能人やスポーツ選手が出ると当選してしまうのが歯痒い気持ちでいっぱいです。
テレビの影響は大きいという事でしょうか。
朝からドル円は上昇して始まりました。
この動きを参院選の結果とみてしまうと相場を読み誤ることになります。
今朝の動きはあくまでドル買いの動きは先週のNYダウの堅調な動きを引き継いだもので、ユーロやポンドの対ドルの動きをみると分かります。
ドル円は88円75銭を上抜けしたことでショートの巻き戻しもみられます。
目先の上値目途としては6月末に付けた高値89円ミドルと90円になりそうです。
ここは93円からの下降トレンドラインとぶつかるところでもあります。
このレベルを抜けていくにはNYダウの底値を確認し、それによりリスク選好の動きがある程度見えた時とみます。
その注目のNYダウが今週の米国の大手企業の決算発表や、米小売売上や鉱工業生産などが良い悪いは別にして、1万ドルをキープできるかにかかっているとみます。
FOMC議事録でも既に慎重な景気認識を示しており、2番底に対する言及があるのか。
もし、議事録がその可能性を示唆するとして、NYダウの動きにどこまで影響するのか。
その時の市場の反応次第で今後のリスク選好の動きが継続されるかが分かるかもしれません。
ネガティブな材料に対して余り反応を示さないとなれば、市場のセンチメントは楽観的なものに変わり始めてきたとみてよさそうです。
負のスパイラルから正のスパイラルに変わり始めれば欧州の金融機関にも大きな影響を与えるとみます。
今日も12時半より週刊FX予報をお送りいたします。本日は今後の放送に関してご報告がありますので宜しくお願いします。