No Music , No Soccer , No Motersports , No Life

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No Music, No Soccer, No Motersports, No Lifeな左利き

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気管支拡張症・非結核性抗酸菌症の為、長期自宅療養中です。

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Facebookでは、ひと月ほど前(2021.02.13)に、事後になりますが近況として、報告させていただきましたが…

1月の中旬からの持病悪化等に伴い、約ひと月ほどの入院生活をしていました。

昨年の9月ぐらいから…何度目かの持病の症状維持のために服用していた薬の副作用により、三半規管がおかしくなり平衡感覚に支障をきたすことが時折あり、偏頭痛や集中力もなくなったりの体調不調が続き日々過ごしていましたが、1月中旬に外出先で倒れ救急搬送され、そのまま入院し、Facebookで事後報告した当日、2021.02.13退院し、副作用等の症状も落ち着き、現在は自宅にて療養しています。

音楽を聴いたりすることは、大音量でない限り大丈夫みたいですが…

昨年の読書記録は、現在投稿済みの91冊目のあと、時間をかなり費やし2冊ほど読み、11月以後は読了出来ず、退院した今も副作用なのか?わかりませんが、縦書きも横書きも二重三重に重なりダブり、活字は追えない、読みづらい状況が続いています。(視力や眼球に異常はないということですが…)

良くなるまでは、読書記録は投稿できませんが、無理せずに少しずつ読み進めたいと思っています。

ちなみに…投稿の文章も、基本…代筆というか代入力になります。音声入力も試しましたが、どのようになっているかの確認もできないので、代入力です。

で、昨日は退院後初の診察に…、まあ、わかってはいたことだけど、やはり病状は良くはないようで、自宅での療養生活はしばらく続きそうです。

症状を維持、悪くならないようにするには薬の服用が必須、でも…その薬服用による副作用で三半規管に支障をきたし、平行感覚もおかしく歩行時にフラつくこともあり、許可が出ていた自転車に乗ることもダメになり、当然…クルマを運転することなど症状の改善がみられない限り、無理ということで許可は出せないと…。

もうクルマを運転することは、この先無いのかもしれないけど、仕方がないとか、しょうがないとは思いたくないので、まずは療養しながら免疫力高め、改めてのリハビリで、完治のない疾病と付き合いながらいきたい、生きたいなと思う次第。

なんで自分が?とは言いたくも、思いたくもありません。それは、自分と、自分のカラダとちゃんと向き合ってこなかったからだし…

今ではすっかりインドア派ですが、以前はレース観戦、サーキット走行、ドライブ、キャンプ、野外フェス、そしてサッカー観戦(ホームも近場のアウェイゲームも…)と休日、家にいることなかったほどでしたが…






2020年/ 88冊目 
読書記録2020 
読書記録 
読書メモ 
2021年2月もあと数日で終わり、3月になりますがまだまだ2020年の読書記録になります。

読書期間/ 2020.07.18〜07.29

『 虐殺器官 新版 genocidalorgan 』

著者/ 伊藤計劃 
いとうけいかく 
2014.08.15 発行
2016.11.15 21刷
発行所/ 株式会社 早川書房
ハヤカワ文庫ja 1165






人々は見たいものしか見ない。世界がどういう悲惨に覆われているかも気にはしない。見れば自分が無力感に襲われるだけだし、あるいは本当に無力な人間が…自分は無力だと居直って怠惰な言い訳をするだけしかできない。

この物語の主人公も操されるも… CNNでしか世界を知らないアメリカ人。家でデリバリーのピザを食べながらテレビ画面に写し出される世界情勢を見る。この20年にはいろいろな戦争が起き、テロが起き、そのイデオロギーも目的も様々であっても、食すデリバリーの ドミノピザ はいつも変わらぬ不変と語る。戦争とテロというものと日常を満たすべきものの代表?としてピザを対照的に物語では描く。しかし、それらは決してそうではないことは皆が知る。 

戦争と平和、
それは…
過程と状態。

本当の意味で自由でいたいのなら、本当の意味で自由な国、世界でありたいのなら、自由の責任を背負う必要があるのでは?と、物語の中で…著者は読者に語り、問う。選んだ結果としての自由を背負う必要がある。

近未来を舞台に現代社会が抱える闇、病み、都合よく正義と唱えるものを、戦争、テロ、新自由主義、グローバリズム、環境破壊、貧困という問題を冷徹にも語る。

虐殺。

虐殺の文法は、人類がまだ食糧生産をコントロールできなかったり時代からの名残り。群れ全体に影響を広める場合、これが他の生き物だったらフェロモンや匂い物質を使ったりするが、人間は…匂いを感じる器官としての鼻は退化した状態にあり、広範囲の不特定多数の個体に及ぼすものとして、伝達できる情報メディアとして、言語を用いてきた。

この物語においては、啓発された残虐行為、生存のための大量殺人が、言語に操られる様が描かせている。原始的な状況にあってもコミュニケーションは必要であり、利他行為があれば、なおさらであり社会というもの。この言語における文法、虐殺の文法を駆使し、世界各国に内戦をしかけ、人々の殺し合いを誘発する。戦争という…殺し合い。

監視化された社会でありながらも、テロというネットワークが連なり交差し未来を「 虐殺の文法 」という集団の感情に対するある種のフィルターとなり、それを操ることにより死の連鎖を引き起こす身体と言葉で巧みに管理され操られるディストピアの物語。


裏切りや暴力、人間の残虐性、罪から逃れるために現れる人間の本性。


言語は、人間の集団を身内と身内ではないものに区別し、互いを打ち負かそうとする。ある言葉により感染し思い込んだことにより人間の言動は、脳の中の価値判断によりある方向に捻じ曲げられ、歪められる。言語は無意識にあらゆるものの概念を共有し意味をもたらす。ディストピアを描きつつ、この作品で著者は遥か昔ではない、皆が知る歴史の中において、犯されたことが二度と繰り返されないようにと、陥らないようにと、啓示しているのではないだろうか?




2020年/ 87冊目 
読書記録2020 
読書記録 
読書メモ 

読書期間/ #2020.07.15〜07.17

『 脳がめざめる教養 』


著者/ 茂木健一郎 
2019.08.20 初版発行
発行所/ 株式会社 日本実業出版社 

静的教養(情報を蓄積するかっての「教養」)+ 動的教養(テクノロジーを駆使した現代の「教養」)= どんな状況でも自分がやりたいことをできる、より自由に生きる人(「 真の知識人 」)になれると、いう。

なぜ、いま…改めて教養を身につける必要があるのか?書店には、教養を身につける、身につくといった趣旨の本が並んだり、ビジネス書やオンラインメディアでは教養をテーマにした企画などが多々。しかし教養本としながらも、その多くは雑学的なネタの本であり、単純に知識の量を増やしただけで「 #教養 」というものが、身につくのだろうか?と問いつつ、「教養」とは何かも問い、説く。

本当の意味での「教養」とは、“あなたの脳を覚醒させ、人生をよりプッシュアップしていくものであり、決して本を一冊、この本を読んだらお手軽に身につくようなものではなく、一生を通じて磨き、あなたを助け、あなたを導いてくれるもの”

何らかの事象に対し、すぐに答えを出し与えてくれるようなものではなく。いくら教養といわれるものを学んでも、すぐに仕事の成果に結びついたりするものでもない。

教養を磨くとは、人生をより豊かなものにしてくれる最高の自己投資「 知のパスポート 」となり、新しい世界がどんどんと広げてくれるものかも、しれない。

動的教養を磨くものは…
①広く知ること。感性と直感、濫読による脳のマッサージ、文学作品に触れ人生を生きる教養を身につける。

②深く知ること。何に興味を持ち、その興味をどのように探究するか?否か。好奇心を持ち、新たな価値を見出す。

③常識を疑う。テクニカルな教養を疑う。自由な教養のポイントは「意識の無意識化」。

凝り固まったルールや考え方からは、教養は生まれないし、一見すれば教養を身につけてきた人のように見えるかもしれないが、本当の意味で…こうした生き方をしている人たちに、自由というものを感じることはない。

いい大学、いい企業に就職し、出世街道まっしぐらって、型にはめられただけで、不自由ささえも感じると解く。

言い方変えれば、そういう人たちには…本当の意味での「教養」はないということなのかな?

「教養とは、学校で学んだことをすべて忘れてしまった後に残っているもののことである」と、いうアインシュタインの言葉がある。

倫理観やモラルを育むための教養も必要であり重要。そして凝り固まった一つの教養に縛られることなく、自分の個性を宝物として伸ばしていくことができる教養を磨いていくしかないのかもしれないし、その教養が心を支えてくれるに違いないものと結ぶ。

凝り固まらないように…しなければ。






2020年/ 86冊目 
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読書記録 
読書メモ 

読書期間/ 2020.07.14〜07.14

『 脳をこう使えばボケない太らない 』

著者/ 澤口俊之 ( 脳科学者 )
2012.11.06 初版第1刷発行
発行所/ 株式会社 小学館 




何も特別なことをしなければならないということではなく、極々ふつうの…日々していることがボケない、太らないことにつながると説く。

料理、料理が育む夢や目的に向かって努力する能力。料理は脳を非常に使う行為であり、物理的な要因による脳障害、専門的には「外傷性脳損傷」が起こると料理ができなくなることが多いという。また物理的な脳損傷だけでなく、老化や認知症でもやはり料理ができなくなるという。これが老化や認知症で高次脳機能が低下することが大きな理由という。

こうしたことから見ると、料理には高次な脳機能が必須であり、料理をすることで高次な脳機能は働くといえるらしい。

料理がもたらすもの。

生活の中心を占める買い物において、無駄遣いしないコツは、あまり考えないことだという。あまり考えないということは、買い物に関わる脳領域の活動に任せてしまうということ。

つまり、脳が健全であれば単純な買い物も複雑な買い物も適切に節約的な買い物ができると…何も難しいことをしなくても、脳機能はきちんと働き、買い物をちゃんとできる高齢者は長生きすることがわかっているらしい。

料理ができない方の買い物って、無駄なものが多く、必要なものがなかったりするし、買い物ができるか否かは大事、で、お使いもできない人もいたりする。

モノの名前だったり、数字をただ暗記するだけではなく、その由来とか内容を知り、自分にとって必要のあることとして理解し覚えることで、年齢に関わらず忘れずに記憶されることもわかっているという。理解し覚えることをしなくなったら…、幾つになっても学ぶことが大事ということ。

ストレスに対し強い人ほど、脳の働きが良いらしいし、暑さや寒さという物理的なストレッサー人間関係や社会生活、家庭生活などの精神的なストレッサーがストレスの要因であり、脳機能がストレス反応に関与し、身体に悪影響を及ぼすが、軽度のストレスなら健康にも脳機能にも良いとされ、心配せずにストレスとうまく付き合う方法を考えていくことが必要であると…結ぶ。

あなたの、私たちのそれぞれの脳は「世界に一つ」のもの。人間の本質を理解するためには進化的な観点が不可欠なもの。

脳の老化や認知症に対する予防効果のある重要な営みは、正しい人間であることに努めることに他ならない。人生に深く関わる多様な知識を無意識にも得ようとし、単なる雑学ではなく、知り得たものを知識に高めること。

気に留めなければならないこと多々です。


2020年/ 85冊目 
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読書期間/ 2020.07.12〜07.13

『 身体を忘れた日本人 』

著者/ 養老孟司 C.W.ニコル 
聞き手/ 青山聖子 



2015.09.05 初版第1刷発行
発行所/ 株式会社 山と渓谷社 

本書は2014年5月にC.W.ニコルさんが作られた長野県黒姫の「 アファンの森 」、同年6月に養老孟司さんの箱根にある別荘(ゾウムシ研究所)で行われた養老猛司氏とC・Wニコル氏との2回の対談内容を聞き書きの形で編集された対談本。

対談は…
森と川と海のこと。
食べること、住まうこと。
子どもたちの教育のこと。
虫のこと、動物のこと。
五感のこと、意識のこと。
聞くこと、話すこと。
これからの日本のこと。

端的にいってしまえば、日本人と自然、そして日本文化との関わり、今の日本人に足りないものについて、見識者であるお二人が語りあい、一歩先のことを視野に入れ捉えて、いま何をしなければいけないのかを説く。

痛感することばかりです。

いま何をしなければならないのか?ということは、いままで、何をしてきたのかということが問われているということ。

日本人が自然から乖離している弊害、自然から乖離して、人間本来の感性や感覚を喪失し、代々伝えられてきた知識、知恵をも忘れていると解く。

自然(非人工物)と向き合い、自らの身体と感覚を大事にすることの重要性。

花粉が多いのは「植え過ぎといわれる杉」によるもの。成長が止まり苦しいから、子孫を絶やさないよう残すために必死になっている行為。

何が根本的な要因か?を考えれば…

川は上流から順番にいろいろな生態系を支えているのに、それを無視し、いくつものダムをつくり、下水や排水を流す。海も同様、どこかで環境が悪化すれば、そこだけの問題ではない。

「海は7つもない、一つ」。

アブナイもの、汚いものを遠ざけたら、それが「安全」なのか、否か?

バランスを崩したものを、バランスよく繕い見せかけても、バランスは保たれることはなく危険、誤ったものの上には、正しさは皆無。取り繕い、誤魔化すだけでは…と、痛感。

日本人の悪いところを…「見ざる、聞かざる、言わざる、考えざる」と…都合の悪いことは、見ないし、聞かないし、言わないし、考えない。そのわりには、言い訳ばかりは口にすること多々。

人類は、地上に生まれ広がっていくにつれて、自分自身を変えるだけでなく、環境をも変え、今日、現代に至る。

周囲の環境や状況に無頓着ではいけないし、それは社会の危機を招く。

いま現在の、コロナ禍もしかり。

考えさせられる一冊です。