奥多摩-日の出町界隈での森林活性。 | ~いのちの村プロジェクト~

~いのちの村プロジェクト~

持続可能な社会を目指して。

僕が木の花ファミリーに移住する3年半前、
東京の奥多摩町に森中での暮らしをベースにした
エコビレッジを作ろうと色々と準備をしていました。

その頃、「住田広樹」という人物と運命的な出会いがあり、彼との出会いによって、森林エコビレッジ構想が、ビッグバンのごとくいっきに広がり、想像以上のスピードで仲間が集まり、プロジェクトが具体的に進んでいきました。
(諸事情があり今は休止中ですが、舞台となる広大な山林や人的ネットワークは今でも生きています。もし興味のある方がいましたら、いつでも繋ぎますので気軽に連絡下さい)

さて、その住田広樹が、昨年からこの奥多摩・日の出町エリアで
荒廃していく山林の活性化プロジェクトを進めています。

とても面白い取り組みだと思います。
興味のある方は、彼に直接コンタクトしてみて下さい。

以下、彼からのメッセージを記載しますね。
________________________

はじめまして。
みんなの森準備会の住田と申します。

この度は皆様に『財団法人みんなの森』の設立にご協力をお願いしたいと思い、ご連絡をさせて頂きました。

私たちは放置されている日本の森を何とかしようと森林ボランティアを長く続けてきましたが、これまでの活動より、以下の二点が重要なポイントであると認識しました。

①個人では所有しきれない

今、山の所有者は高齢化している農業と同様に、徐々に世代交代を迎えています。
しかし今のほとんどの林業は、安定した経営ができるほどの産業として成り立っておらず、収入が当てにできません。
そのためきちんとした手入れができないのはもとより、相続が発生してしまうと、もうほとんど個人では相続税を払うことができず、ほぼ国へ物納するしか手立てがありません。
かといって国の所有となったとしても、国は有効に利用することもできず、様々な施策の中で莫大な税金が浪費されることになります。

……つまり、産業として成り立っていない現在、山や森は個人にとっては負担が大きすぎる物なのです。

②所有者が無関心であること

国の施策の中でも、林業に対しては補助金がどんどん付けられ、山の手入れに関して言えば、今ではほとんど所有者の支出0でも補助金を使って行えるようになってきました。
しかし、当の所有者たちはそのことを知らなかったり、知っていても活用しようとはしていません。
何故なら「森に関心が無いから」です。
これは特に、代替わりをした後の所有者に多く見られます。
まだ爺さんたち高齢者の世代は、森を守ろうという気持ちが残っている人が多くいます。

森にはもう魅力が無くなってしまったのでしょうか?
人々は街にしか興味が無くなってしまったのでしょうか?
……残念なことです。

 ↓

そこで私たちは、みんなで森を持つことにしました。

森を持っていないけど、森を使いたい人たちのための森を作る……。そのための団体を作ろうと。
少し前に法律が変わり、財団法人が作りやすくなりました。
市民が集まって財団法人を作り、法人として森を所有する。
これにより相続が発生しなくなる上に、公益法人として認められれば税金も優遇されるため、森そのものを寄付したりする人も出てくるはずです。

こうして、森を使いたい人たちの手で森を作り守っていく、日本初の人工林のトラストを作ろうとしています。
現在、4月の財団設立に向けて、一人でも多くの市民による賛同金を募集中です。(もちろん企業や団体も受け付けています)
最初は一口2万円でしたが、現在は上限下限ありません。
1000円でも2000円でもいいので、ぜひ協力して頂けると幸いです。

……そしてできれば一緒に、森作りをして遊びましょう。

詳しくはこちら をご覧下さい。


まずは東京の西多摩地区からスタートしています。
質問や不明な点等ありましたら、上記サイトの事務局宛か、mixiにおいては私、住田 までご連絡下さい。 (MIXI ID )

最後に、これを読んだ皆様が、今より少しでも多く森に興味を持って頂ければと願っています。

読んで頂き、ありがとうございました。

住田