国産割り箸のニーズ | ~いのちの村プロジェクト~

~いのちの村プロジェクト~

持続可能な社会を目指して。

本日、私が尊敬している方(住友林業の方)から、国産割り箸の事業について重要な示唆を頂きました。

果たして国産の割り箸は、一般の人に求められているのだろうか?

「国産」として価値が認められているものに、どのようなものがあるのだろうか?

箸とは、そもそもどのような商品なのだろうか?


・・・そんなお話しを聞きながら、昨日お会いしたインボイスの木村社長の言葉を思い出しました。


「ニーズ無き所に市場なし。」


ニーズを明確に捉えて、その中で、SWAT(強み弱み)分析を行い、競合会社がどこで、自社の何を強みに商品を売り込むのか?そんな当たり前の基本を忘れて、日本の山を活性させたい!間伐材をたくさん売りたい!という気持ちが優先してしまい、間伐材の箸をいかに売るか。原料の仕入れコストをいかに下げるかという手法の部分に、頭がいってしまっていたような気がします。


住友林業の家を買う方が、住友林業に求めているポイントは、安全性と安心感だそうです。「安全性」と「安心感」という部分で、競合分析を行うと、保険会社などになってくるとの事。。。。


国産の割り箸に対して、消費者は、何を求めているのだろう??・・・・


例えば、タイにて持続可能な林業会社から材木を仕入れて、環境に優しい割り箸工場で作られる単価の安い箸と、国産の環境に優しいコストの割高な割り箸を比べて、何が違うのだろう??国産だから安心?国産だから、何か親近感が沸く。海外の木より、日本の木の箸の方が比べれて見れば良い気がする・・・親近感、気がする。。。そのような感覚的な差しか無いのでしょうか?


明確なニーズ・市場性はあるのかどうか?ニーズ無くして市場なし。プロダクトアウトではなく、プロダクトイン(顧客ニーズを理解し、それに基づいて製品・サービス開発すること)を目指して、取り組まなくては。。。



そんな事を深く深く考えさせられた1日でした。