学生の頃の話をしよう
家に帰る為に電車を待っていた
私の前にも五人、先に並んでいて
私は六人目として後ろに並んだ
そして10分ぐらい経った頃、電車がきた。
おそらく先頭の人は私よりもかなり前に待っていたから
「どうぞお座り」と言ってあげたい気分だったが
私はコミュ障だから言わない
いざプシューとドアの音がなり。先頭が乗ろうとした瞬間
私の後ろから。よく分からない香りと共に
おばさま達が早歩きでドアに向かっていく
もうその頃には私の事などとっくに抜いている
そして先頭の人と並んで、こう言った
「〇〇さん!優先座席空いてるわよ!座りましょ」
そして、競歩とランニングの間のスピードで優先座席に向かうではないか
走って優先座席に向かう人など
これまでもこれからもあの人達が最後であることを
祈ろう。
今は冷静に話しているが
その、瞬間はもう火が吹けそうだった。
「許さないぞJK達!」※JK=女性高齢者
