ウィルス | Forest

Forest

なんか詩とか描いてます

あんたの体に住み着く

駆逐の適わない病の源が

 

不定期的にあんたを蝕み

 

あんたの眠りの邪魔をする

 

 

痒みを越えた痛み

腫れ 出血 水疱

 

 

痛みを感じていることを

如何に秘密にしようとも

 

抑えきれない感覚と印象が

 

あんたの受け続けるストレスを

嫌と言うほど突きつける

 

 

それでも

 

大丈夫

いつもどおり苦しんでるだけ

 

死なへん死なへん

 

 

その強がりと

 

堪え難い痛みと引き換えに

薬に変わっていく

 

色々な戦いの対価

 

こんなことに使うはずじゃなかった

 

苦労と悩みと

停滞と行動の報酬が

 

痛みと引き換えに奪われてゆくことが

 

どれだけあんたを追い詰めるだろう

 

 

右の胸元から背中を

貫くような刺し抉る痛みに

 

 

私達は成すべることも出来ず

ただただ高価な薬が

 

あんたの体で溢れ出た

【ウイルス】の生み出す

汚れた水とふやけた水疱の崩れる痛みから

 

あんたを救うことを願うしかない

 

 

あんたの体を蝕む

蝕む

蝕む

蝕む

 

溢れる

溢れる

溢れる

 

ウイルスの反乱は

あんたの心が弱った証

 

 

必死に抱えていた

零さないように抱きしめた

焦りと苦しみと

 

全ての夢を失う

 

抱えた腕から

指から

 

涙が溢れる瞳から

 

 

汚れた水に乗って

ウイルスが全身をはびこる

 

 

健康なあなたよ

健康なあなたよ

 

 

己が求めるものとは関わらず

いくつもの病に蝕まれたこの体

 

だからこそ

我々は

 

同年同月同日に

死ぬことを誓った

 

逃げ出すことではない

 

更に高みを目指すため

 

 

我々は会長を迎えるために

 

オシイレのスマを開くのだ

 

絶対に