秋から冬への小路を
一歩一歩
一歩一歩
予測していた不安も
持て余していた時間も
一歩一歩
一歩一歩
進んでいく
今年の天気は冬が来るのが早いんだってね
私たちと同じだね
予測していた不安も
すべてが上手くいくわけじゃない
持て余している時間も
すべて綺麗に潰せるわけじゃない
必要なものは
これから集めなくちゃいけない
でも
一歩一歩
一歩一歩
私たちは春の前に立ちふさがる冬へ
きっとこれが最後の冬へ
一歩一歩
一歩一歩
進んでいく
一歩
また一歩
失くしたものを取り戻すために
必要なものを捥ぎ取るために
春が来て
オシイレのフスマに
手をかけるその日まで
一歩一歩
一歩一歩
一歩
また一歩
進んでいくんだ