全英テニス(ウインブルドン選手権)女子決勝が行われ、ぺトラ・クビトワが二度目の優勝を果たしました(男子の決勝、ジョコビッチ対フェデラーは、日本時間今夜10時開始予定)。
欧米では人気の高いテニスですが、日本ではサッカーWCのせいであまり注目されませんね。
表彰式を見ていつも思うのは、選手たちが非常に紳士的なことです。
試合後のインタビューでは、「彼(彼女)は素晴らしい選手だ」と、勝者も敗者も互いの健闘を称え合います。そして、ファンや観客、家族への感謝の気持ちを伝えます。
伝統ある英国・ウインブルドンですが、国歌が流されたり、国旗掲揚もありません。純粋にスポーツマンシップで戦っているからこそ、観客すべてに感動が伝わるのです。
試合中は「敵」でも、試合が終われば「ノー・サイド」。
相手を称えることは、結果として、自分の品格や価値を高めるのです。
さて、日本ではどうでしょう
我が国でも、「武士道」というものが存在します。
新渡戸稲造によれば、「義、勇、仁、礼、誠、名誉、忠義」とされます。
ざっくり説明しますと、
・「義」・・・不正を戒める正義。
・「勇」・・・冷静で正しい行い。死を恐れないが、犬死は戒める。
・「仁」・・・愛、寛容、他者への同情、哀れみの情。
・「礼」・・・他者への思いやり。謙虚さ。
・「誠」・・・”二言はない”という約束に象徴される言葉の重み。
・「名誉」・・・個人の尊厳。”恥”という感性を重視する。
・「忠義」・・・主人に非がある場合、忠言すること。
あれ?と思った方もいるでしょう。
スポーツの「侍ジャパン」や「サムライ・ブルー」では、”大和魂”や”特攻精神”のようなイメージが強調されていますが、実は、本来の日本人の感性に近いものだったのです。
日本人の感性といえば、やはり『忠臣蔵』。
吉良上野介に「恥」をかかされた主君・浅野内匠頭は、「名誉」のため抜刀し切腹させられました。四十七人の義士たちによる復讐劇は、幕府には咎められたものの、当時の大衆は彼らを支持し、現代にも引き継がれています。それほど日本人は「名誉」を重んじているのです。
江戸時代の最高刑が「市中引き回しの上、打ち首獄門」というのも、「恥」をかかせることこそ最大の屈辱だったからです。
ところが最近、この「武士道」に反する人々が増えてきました
何だコレは・・・?(゚ ロ ゚ ; )
この人たちは「武士」でもなんでもないのですが、
日本人の感性とは、大きな剥離があります。(´・ω・`)
落語や漫才などの「明るい笑い」は、心身ともに良い影響があるでしょう。
しかし、他人を見下して「冷笑する」のは、武士道でなくとも、
人として、もっとも恥ずべき行為です。( ̄□ ̄;)
日本のことわざで、「他人のフリ見て我がフリ直せ」という戒めはあります。
ですが、他人を笑いものにして優越感に浸るのは江戸時代の「部落差別」と同じで、人間の最も醜い部分だと思います。
ある海外留学生が日本の書店に山積みされた「嫌韓、嫌中本」を見て驚いたそうです。
「日本では、こんな本がベストセラーなのか!?」 と。
非常に情けないことです。彼らが本国に帰ってどう伝えるのか・・・。(´;ω;`)
私はこれを、「日本文化」にしたくはありません。(`・ω・´)
国際情勢は複雑にこんがらがり、日本も閉塞感であふれています。
過激な言動の人達が跋扈する、不気味な世の中になってきました。
そんな今だからこそ、私達は思い起こすべきです。
「正義、礼節、寛容、謙虚、誠実」という私たち本来の価値観を!

