前提として、マルチドライバ機に興味を持って買ったりしてますが、多分私には不向きなようです。結果として少構成が気にいることが多く、また暖色寄りは好みではありません。
紹介順は着弾順です。
・BQEYZ Spring 1
13mm 1DD+1BA+7層ピエゾドライバー
全体的な雰囲気は良かった。ただ低音が柔らかく、量感はあるが輪郭はハッキリしていない。中音・高音はかなりの解像度でそこが気に入ったポイント。
ボーカルがもう少し、ほんのちょっとだけ前に出てきて欲しかった。結果として割と早めに手放した。
・Moondrop KXXS
10mm DLC(ダイアモンドライクカーボン)振動板1DD
評判については良く聞いていたので気になっていた一品。結果として大当たり。良バランスで広い音場。低音の質感も良く、EDMを聴いても満足感が得られた。KING PROの方がEDMに向いているが、違った良さがあって楽しめた。
2PinはCIEMでは無いがやや凹んでいるため、中華2Pinだと刺さりきらないが一応使える。本体も重いので、外で使うと抜け落ちそうな気がして完全自宅用。
・TinHiFi T4
10mmカーボンナノチューブ振動板DD
KXXSの後に買ったのは完全に負が悪かった。低音のアタック感・量感が不足していて、質感も劣る感じがする。音場も思ったほど広くは無いし、分離感・解像度もそれなり。ただ辛口評価なのは、TFZ KING PROのような、ぶっ飛んだ分離感のイヤホンがお気に入りのせいだと思う。
mmcxコネクタ部の角度が正直良くないと思う。ケーブルの着脱に苦労した。MMCX ASSISTがあるとかなり楽だが、リング部に左右の色分けがされていて、そこに傷が付くことがあるので要注意。
・REECHO&Peacock Spring
8mmDDとBAの組みあわせの3ドライバ機
構成はサイトによってマチマチで、どれが正解かよく分からない(2DD1BAか1DD2BA)。BAは型番的に恐らくBellsing。
低音のアタック感が程よくあるが、分離感は強くない。正直にあまり印象に残らず、すぐに手放した。
・Yinyoo HX4
1DD+Knowles製3BA
音質におけるウォームとは何かを教えてくれたイヤホン。分離感はあまり強くなく、音場も広くない。全体的にウォーム寄りで、イコライザで調整しても篭りが解消されず手放した。
・LZ A6
10mmDLC振動板DD+4BA+7層ピエゾ
スペックがロマン過ぎるイヤホン。いざ聞いてみるとLOUDスイッチオフだとシャリついて高音がキツイ。LOUDオン+高音カットのノズルの組み合わせでなら聴けたが、聴き疲れが。
音質そのものは、量感はやや少なめだが分離感に優れる低音、中高音も高解像度・高分離感。音場も広大だと感じた。高音の刺激が苦手な人は買ってはいけない。
・Penon Sphere
1BA
驚くほど低音が出ると海外で好評だったイヤホン。実際のところ、量感は非常に優れているが、アタック感や重さが無いのでEDMには不向きだった。解像度・分離はそこそこ良いが、ややボーカルが引っ込みがちで、抜けも良くない。インピーダンスアダプタを介すと音の重心が上がって抜けが良くなる気がする。
・ISN Audio H40
1DD+3DD
深みのある低音と濃厚な中音域、全体的に繋がりの良い滑らかな音が特徴。音場も広めで、分離もそこそこ良い。このDDは電子音楽向けではなく、多分クラシックとか向けなのかもしれない。ウォーム傾向だが、HX4程は篭っておらず聴きやすい。
・CCA C12
2重磁気回路10mm1DD+5BA
低音のアタック感は良いが、高音がシャリシャリする。数分聴いて箱に戻して即売った。多ドラや中華BAは苦手なのかも知れない。
・KZ ZSTX
2重磁気回路10mmDD+1BA
凄く評判が良かったが、"価格の割には"という枕詞が付く感じ。この価格帯のイヤホンは買ったことがなかったし、普段使っているイヤホンの価格帯が上なので、ピンとこなかった。
・NF Audio NA2
2重磁気回路10mm1DD
兄弟機にNM2とNM2+。そちらは高音がキツめらしいので、高音の刺激を丸めて低音を増やしたNA2を購入。正直言って大当たり!低音の量感も十分で、音場が広く分離も良い。iBasso DC04との組み合わせで低音が元気になってより良い。
因みに初めてのモニターイヤホン。
・Fiio FH3
ベリリウム10mmDD+Knowles製2BA
独特の変な音場感とザラついたボーカルで合わなかった。音場が広いのは中音辺り?前述のNA2の方がナチュラルで聴きやすかった。
某金銀合金へのリケーブルで欠点が克服できると聞いたが、手持ちには無かったため、追加出費をするぐらいならと手放した。
・TFZ KING EDITION
11.4mmナノダイアモンド振動板2重磁気回路1DD
第3世代ドライバ機に。TFZで最後に聞いたのは2.5世代のKING PRO。
プロフェッショナルモードならKING PRO寄りの音だと聞いたが、あれほどの分離感は無く期待外れだった。比べなければ単純に良いイヤホンなのだと思う。尚、音場は狭い。
・TFZ LIVE X
第4世代11.4mmナノゴールド振動板2重磁気回路1DD
ああああぁぁぁああ気持ち良いほど強烈な分離感。これがKING PROが好きだった理由だと気付いた。クッキリハッキリの音で、低音多めでアタックが近い。しかしボーカルがやや遠くで定位する。KING PROでもここまでボーカル遠く無かったような(KING PRO故障で比較不可)。MY LOVE EDITIONの方がボーカル近い。
箱が無駄にデカい。何だかんだで手放したが、箱が大き過ぎてダンボール箱に入れようとすると80サイズ。簡易梱包でも60サイズギリギリ。
・TFZ LIVE 3
11.4mmナノダイアモンド振動板2重磁気回路1DD
安価な第3世代ドライバ機。LIVE Xの後に聞いてはいけない。全ッ然分離感が足りない。
