来年こそ“球界の顔”になる。ＤｅＮＡ・中畑清監督（５９）が３０日、来季日本一になって、ＮＨＫ紅白歌合戦のゲスト審査員に招かれることを希望した。来季は勝負の３年目。今年は楽天・田中が務める“球界代表”の席に、なんとしても座る。
大みそかの風物詩である紅白歌合戦のゲスト審査員には、一年を象徴する顔がそろう。中畑監督が出演をアピールした。
「来年、チームが日本一になって続投が決まったら、ぜひ呼んでもらいたい。喜んで行くよ」
今季は５位ながら、６年ぶりに最下位を脱出。来季に向けて右腕の久保（前阪神）、左腕の高橋（前ロッキーズ）、５番候補のバルディリス（前オリックス）らを補強した。来年１６年ぶりの日本一に輝けば、今年は楽天・田中が招かれた“球界代表”のイスに指揮官が座る可能性は高い。
ＤｅＮＡの監督に就任した一昨年暮れにＮＨＫから実際にオファーがあり、当時はまだ監督として実績がないことから断った経緯がある。自ら売り込んだのは、就任３年目となる来季への手応えの表れといっていい。
「日本一になればオファーするしかないでしょう」とＮＨＫ関係者。１９８４年に「十和田丸」（作詞作曲・吉幾三）で歌手デビューした中畑監督が、来年は紅白の審査員として“キヨシ節”を披露する。