当社のこだわりの一つに「自然」というのがあります。といっても当社は今流行りの「太陽光発電事業」を目指している訳ではありません。「環境(エコ)」という言葉には人一倍反応するのですが、今のエコ産業というものを見ると何か違和感を感じます。


 世間的にはどうも「エコ=温暖化防止」と直結させてしまっている気がしてならないのです。確かに環境を語るうえで温暖化問題は避けて通れません。その為に化石燃料を如何に使わないようにするかというのも当然の様に感じます。冷房温度は28℃まで、再生可能エネルギーへの移行、その為の費用は消費者負担、よりエネルギー効率の良い家電への買い替え。自然とは私たちに「苦労」と「我慢」と「高コスト」を与えるものなのでしょうか?


 私が「環境」に興味を持ったのは、趣味の釣りで東京湾に行ったのがきっかけでした。私の世代になると東京湾はヘドロが底に溜まっていて、魚など生息できる状況ではないといったイメージがありました。ところが釣り船に乗って一歩沖に出ると綺麗な海原が広がり、鱚、鯵、鯖、烏賊果ては真鯛、イサキ、ワラサまで、実に多様な海洋資源がそこに存在しているということ。まさに自然の恵みです。この環境は守らねばと痛感する一方、ここまでの豊漁の海に戻すまで沿岸の方々の苦労は並大抵のものではなかったと思います。


 私にとっての「エコ」とは自然の恵みを感じること。その上でどうするかは各個人が考えるべきことだと考える訳です。我慢の「エコ」から楽しむ「エコ」へ。純粋に自然の恩恵を感じましょう。そのプロセスを抜きにして「環境」を語っても「エコ疲れ」を起こしてしまうだけです。


 当社にとっての「エコ」企業とは自然の恵みを感じさせてくれるような企業です。そのような企業は今の日本では苦しい経営となっていると想像できます。クラウドファンディングがそういった企業の一助になることを私は期待しております。