フットハットがゆく! -31ページ目

(第160回)JK、ロ~リコン?!

 
 最近、JK のマイミクが二人もできて嬉しい。JK というのは最近の言葉で『女子高生』の意味。会員一千万人を超えるmixi(ミクシィ)というネットワークサービスで友達同士になるのが『マイミク』である。そしてマイミクはお互いの日記やアルバムを見せあったり、それに対してコメントしあったりできるのである。

 ということで、最近毎日のように JK(三年生)の日記を読んでいる…こう書くとなんだかロリコンの変態野郎みたいだが、実はこの二人は小学生の頃から知っているし親御さんも知り合いなので、いわば親戚のとこの子…みたいな感覚である。

 そんな JK 日記であるが、ほぼ毎日、それも一日に二回も三回も更新されたりする。電車の中や、学校の休み時間でも携帯で更新される。そしてその内容は 6~7割がた意味不明である。基本的に脈絡がなく、同級生やバイト仲間にしか分からないことを突発的にパッパと書き込む…。僕のようにたまにしか会わず、しかもジェネレーション・ギャップがある者が読むと、いまいち内容が理解できないことが多い。それでも、赤裸々な部分や目一杯青春している感じが伝わって来て、新鮮で面白い。


 さて先月、京都のストリートダンス・スタジオがツアーを組んで、ハワイへ遠征 を行った。常夏のリゾート地を舞台に、ダンスを踊るのである。僕は記録係(ビデオ)で参加。そしてマイミク JK 二人もハワイに行った。小学6年生の妹とインストラクターと計四人でユニットを組み、踊ったのである。
 ワイキキビーチにほど近い目抜き通りが歩行者天国となり、そこに作られた野外ステージに数百人の客を集めてダンスは披露された。インスト以外はアマチュア・ダンサー…選抜メンバーというより自主参加型ツアーであった。
 アマチュアゆえミスも多く衣装が脱げたりもしたが、まぁ、 JK 二人はきゃっきゃいうて元気に明るく踊っていたし、お客さんにも“楽しんでいる感”が伝わったと思う。

 ただ、小6の妹は出演前にかなり緊張してしまい、目に涙をためて
「出たくない…」と発言…
 付き添いの母親は必死に檄を飛ばし、半ば蹴り出すように娘を舞台に送り出した…。が、いざダンスが始まると次第にほぐれ、最後は
「楽し~~ッ!」
 といって舞台袖に帰ってきた。そんな彼女を見て、母親は涙したという。彼女たちが見知らぬ異国で、大勢の観客を相手に踊り切って得た拍手…その感動は、ホウキに乗って空を飛ぶにも等しい舞い上がるような気持ちであっただろう…。


 さぁファンタジーのような旅から帰国して、 JK 二人がどんな日記を書くのか楽しみにしていたが、写真がちょろっと、ハワイの思い出話もけっこうあっさりしていて、妹の感動秘話などまるでなし。すぐにテストやバイトの話に切り替わっていったところは、さすが現代っ子…僕だったらその後何日も旅の思い出に浸るけどな~(笑)。

 まぁ、十代後半なんて怒濤のように時が流れるから、青春という魔法がとけた頃に、またゆっくりと思い出すのかも知れない…。

2008年7月1日号掲載 


JKローリング
J・K・ローリング 1964~
イギリスの作家。ファンタジー小説『ハリー・ポッター』シリーズの作者。




追記・・・今回は、ハリー・ポッターの作者J・K・ローリングにちなんだ副題です。女子高生JKはもろですが、ローリングをロリコンにかけるのは少々厳しいですか…
文章内では、「ホウキに乗って空を飛ぶ」「魔法がとける」など、ハリポタを連想させる表現を盛り込んでいます。JK 日記の文体を真似して書いてみた日記はコチラ!



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