【ワシントン時事】長島昭久防衛政務官は14日、米国防総省などでフロノイ国防次官(政策担当)、
ジョーンズ大統領補佐官(国家安全保障担当)らと相次いで会談した。
長島氏は海上自衛隊によるインド洋での給油活動について、
新テロ対策特別措置法の来年1月15日の期限切れに伴い、
派遣部隊を一時撤収する方向で調整していることを伝達。これに対し、
米側は「(継続の是非は)日本側が決めることだ」と理解を示した
 麻生太郎首相は1日午前、自民党役員人事について、津島派の津島雄二会長に電話し、「今まで一言も言ったことはない。それで察してくれ」と述べ、見送る考えを伝えた。同党内で反対論が強まっていることを踏まえたものとみられる。津島氏が同派幹部会で明らかにした。一方、首相は自ら衆院を解散しての8月上旬の投開票を模索しており、「8月2日」に加え「8月8日」の土曜投票案が浮上した。 河村建夫官房長官も記者会見で「首相はわたしに明言したことはない。首相はかねがね、閣僚の兼務状態がいいとは思っていないと言っていた」と述べ、与謝野馨財務・金融・経済財政相や佐藤勉総務・防災相の兼務解消に伴う閣僚の補充は行う見通しを表明した。町村派の中山成彬事務総長は森喜朗元首相ら幹部会合後「首相は党人事をあきらめたのではないか」と記者団に語った。 一方、自民党内では党人事を行うことへの反対論が拡大。首相に近い大島理森国対委員長は1日午前の国対幹部会合で、静岡県知事選(5日投開票)や東京都議選(12日投開票)を控え「首相に党の人事でごたごたするのは困ると伝えた」と明らかにした。 
 財務省が24日発表した5月の貿易統計速報(通関ベース)によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は2998億円の黒字だった。原油輸入額の減少が主因で、黒字は4カ月連続。ただ、輸出額は前年同月比40.9%減の4兆0209億円、輸入額は42.4%減の3兆7211兆円と、いずれも3カ月ぶりにマイナス幅が拡大。国内景気の底打ちが指摘される中、改善傾向にブレーキが掛かった。 輸出額の落ち込みは米国向けで縮小した半面、欧州連合(EU)向けは小幅拡大。アジア向けも鉄鋼や鉱物性燃料の価格下落が響き、3カ月ぶりに拡大した。特に中国向けが29.7%減と、前月から3.8ポイント悪化したのが目立った。